【07.02.05】石播革新懇 たたかってこそ明日がある

40年の思想・性差別に勝利の和解!!

 
石川島播磨工業(石播)は60年代後半から「合理化」を強行するため労働組合内に会社派を育成応援し、反対するものに昇格・昇給を抑え、仕事を奪い、仕事からは排除するなどの徹底した差別・迫害を行ってきました。女性には性差別も加わりました。まさしくこの年代に在職した私は61年入社当時に「会社とはものも言えない恐ろしいところだ」という暗たんたる思いでした。

 20年前の円高不況を口実の人減らし「大合理化」では45日間で七千人もの労働者の首切りを強行、この愛知地区でも、仕事を取り上げて、草取り、掃除などの見せしめを行い、私自身も3年7ヶ月、掃除ばかりさせられました。このたたかいには当時の統一労組懇の阿部さんはじめ皆さん方の暖かい援助で乗り切ることが出来ました。

 04年武蔵地区の裁判の勝利和解を契機に、石播の全事業所(東京、武蔵、横浜、愛知、相生、呉)から168人が「連絡会」に集まり差別の謝罪・根絶・賠償と再発防止協定を求めてきました。
 去る1月19日、石播との間で私たちの要求を実現する和解が成立しました。41年余り働き、定年退職後にはじめたこのたたかいは3年7ヶ月で結果を見ることが出来ました。愛知石播支援共闘会議はじめみなさんの励ましでここまでくることができました。調印式で全国の仲間と笑って写真を撮れたことが何よりうれしく心が晴々としました。

 みなさん 本当にありがとう。「たたかってこそ明日がある。」(加納 節子)

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