【08.07.03】瑞穂革新懇 第五回公開企画を開催

公開企画「子どもは街のたからもの」に22人が参加

 瑞穂革新懇は、7月3日(木)「子どもは街の宝もの」と題して、第5回の公開企画を開催しました。

開場となった瑞穂生涯学習センターには元保育園の園長さん、子どもが保育園にお世話になったというお父さん、お母さん。現在保育園で働いている保育士さんなど22人の参加があり熱気あふれる会となりました。

 開会のあいさつの後、名古屋市立星ヶ丘保育園の園長さんである羽根由美子さんから、今名古屋の保育園でどんなことが起こっているのか、特に公立保育園の民営化は何をもたらせようとしているのか詳しく話していただきました。

この話の中で、保育園の民営化は名古屋市の問題だけでなく、国の政策によっていることがわかりました。とくに、保育は、1兆円市といわれ、利益を生み出すことができると判断した企業の積極的介入が企まれており、子ども・父母を省みず、すべて金のちからで押し切られようとしていることには、民営化の本質がよく理解でき、あらためて驚かされました。

 「公立保育園には市直営の保育所として、子育て家庭の状況をつかみ、市政に反映させて子育て・保育の施策を充実させる役割がある」と参加された愛保協会長の水谷瑛子さんが語っていましたが、民営化をすすめる側にはこの考え方が抜けているのではないかと思われました。

 今起こっている公立保育園の民営化の問題は、当該保育園だけの問題とぜず、父母・保育士をはじめ、全市民の問題ろ考えて取り組みをすすめることが重要であると感じさせる会となりました。
(尾鍋 昭彦)

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