【09.07.11】革新・愛知の会世話人会開催

地域・職場革新懇、賛同団体、個人など43名が参加。

 
さる、7月11日、活動を交流し、今年12月の総会までの取組みについての方向をきめる世話人会を開催しました。
 地域・職場革新懇、賛同団体、個人など43名が参加。開会挨拶は水野磯子代表世話人、座長は、石川勇吉代表世話人がおこないました。

当面の取組みについて、村上事務室長が提起。

1、情勢の特徴―自民党政治の危機と社会的連帯の広がり

2、総選挙アピール

3、改憲阻止

4、暮らしと雇用を守る。

5、医療崩壊阻止

6、来年3月19日に「講演と音楽の集い」(30周年記念)を行なう。

7、革新懇づくりを地域と職場で旺盛に行なうことを提起。

情勢に切り結ぶ運動がひろがるー討論から

河村名古屋市政への対応(江上博之日本共産党名古屋市議)

河村市長は、51萬票(戦後最高)取った。各種の調査によると市民の要求は(1)福祉・医療(2)雇用(3)行政改革。市長のマニュフエストもこの要求から分析・批判することが大切。「10%減税」も所得の少ない45万人には見返りがなく大企業・大金持ちには大盤振る舞い。行政改革も市民サービスをさらに切ることになっていいのか。
自治体病院の統廃合を許さず(一宮革新懇)―――尾西病院の売却に続いて循環器呼吸器センターを統合ずる動きに反撃が広がる。市民署名には、32000筆。街頭署名でも市民が近づいてきて感謝されている。自民党の元市議会議長が県知事との仲介に動く。

名古屋空港での基地機能強化に反対(春日井革新懇・立松暁一)

県営名古屋空港では自衛隊の訓練が激しくなっているブルーインパルスの飛行ショーを50周年で実施しようとしている。周辺住民でつくる市民協議会(町内会長も含む)で9077筆の署名を取って、デモンストレーション飛行阻止をめざしている。

食の安全・農業の可能性を求める(消費者革新懇・外山孝司)

4月に発足。食と農林水産の発展は、生産者と消費者だけではなく政治的課題となっている。今後、《都市近郊農業の可能性》を問うシンポを行なう。学び、考え、行動し、取組んでいきたい。

九条の会の取組みを拡げる(海部・津島革新懇 山口欽秀)

これまで、二〇〇人止まりの集いから六〇〇人をめざして取り組んだ。協賛金を商工会議所会頭、医師会長などに訴えた。津島市の幹部、市議会議員なども参加した。

自民党市議の動きと「雇用を守れ景気回復を!」めざす集い(南区革新の会・中西八郎)

自民党市議は初めて野党となって市長への対応に戸惑っている。地域委員会は、区政協力委員の総括なしで進めていいのかとの批判も。雇用を守る集いでは、「闘ってこそ道が切り開かれる」と派遣切りにあった若い人が訴えた。南区革新の会として新しい方向をつかんだ。

派遣切りの仲間を支援する(革新名古屋北の会・本田直子)

派遣切りされた人たちが闘って正規雇用になっている。三菱電機は団交に応じていない。定期的にビラまきを行なっているが、いまでは数百枚単位を受け取っている。ゴミ箱にも捨てない。提訴した人々への共感も広がっている。

町村合併でなくまちづくりを進める(蟹江革新懇・小原喜一郎)

町長は町村合併ではなく給食センター、保育園、図書館などを民営化しない方向ですすめており、革新懇としても対応して取組んでいる。

尾陽病院の充実を行なう(甚目寺革新懇・吉田好行)

私たちの運動で医師も確保され、患者も戻ってきた。今後も革新懇の役割が重要。行動力のある労働組合の力がほしい。歯を食いしばって取組んでいきたい。

130人の会員で様々な課題に取組む(緑平民懇・室生昇)

後期高齢者医療、環境保全、不登校、ひきこもり、何れも深刻な状況がある。イオン大高で客寄せに自衛隊員(迷彩服を着た)を使う話が持ち上がった。私たちが申し入れて中止は出来なかったが、迷彩服はやめた。そして、今後は自衛隊の宣伝には与しないと約束。市長選挙でも市政を変える懇談会を開催。今、130名近い会員をさらに大きくして、取組んでいきたい。

(日本共産党・掘一)

二十一世紀の新しい日本をつくるために
 自公政権の基盤が崩壊、総選挙では、自公政権退場の決定的な審判くだし、新しい日本の進路選択を訴え奮闘する。世界は平和の流れが広がっている。

九条への会への期待(成瀬昇)

九条の会は爆発的に広がっている。全国で9400(県内で300)。改憲への自民党の動きがバネになっている。9条の会は革新懇とは違う。「9条を変えるな」は国民の中では多数派。しかし国会では少数派。九条の会の目的は、自公の支持者も結集するところにある。決して九条の会の幅を狭めてはならない。

九条の会は21世紀に初めて見いだした運動形態(小林武全国革新懇代表世話人)

九条の会は、9条を変えることを許さない。その一点で手を結ぶ。各会は上下の関係になく横に結ぶネットワーク。憲法9条は、政府・国家権力に向かうもので、国民の味方となっている。ここの日本の特性がある。日本のあるべき方向は憲法に求められている。

中小企業をめぐるきびしさはここまできた(愛商連・鵜飼稔)

国による緊急支援策が県市から業者のところに届いていない。ある鉄工業者の場合、月ごとの売り上げは161万円(11月9、142万円(12月)、73万円(1月)、37万円(2月)3万円(3月)と下がっている。プリウスが売れているが下請けの原価は25%ダウン。来年もさらに25%ダウンとなっている。それでも仕事をうけてやらざるを得ない。生活保護申請も取組みながら仕事が出来る方向をめざしている。

革新懇が地域の運動の軸に
(瑞穂区革新懇・山形敦子)

 公立保育園民営化反対の運動はじめ、様々な要求を取り上げて地域の運動の軸になって取り組んでいる。

核兵器廃絶、折り鶴コーナーをつくる(佐織革新懇・濱崎裕功)

毎月1回、署名行動を行なっている。オバマ発言もあり核兵器廃絶署名に10数名が出て毎回100筆くらい集まる。住民の一割をめざす。市庁舎、公民館などで折り鶴コーナーをつくって取組んでいる。市主催で原爆展を行なうことになっている。

青年の雇用、仕事、暮らしを良くする(青年ネット・龍尾由美子)

雨宮処凜さんを囲む会に100人集まった。生きるために連帯することを学んだ。ネットに参加している弁護士から労基法を学んだ。青年の働き方が以上で生活がズタズタになっていることがわかった。自分たちの仕事・暮らしを改めながらたたかいの輪を拡げていきたい。

多忙な仕事の中でも大本をとらえて運動を(愛高教・髙﨑和子)
 今職場は多忙で、考える時間が奪われている。大本を考え、運動を。

道理ある闘いが歴史を切り開く(成瀬昇代表世話人)まとめ

9条改憲阻止と核兵器廃絶をつなげて取組む。核兵器廃絶の取組みは、9条問題よりも幅が広い。来年のNPT再検討会議までに署名を積極的に積み上げよう。

今後も組織拡大をはかる。―――要求実現をめざして、陣地を拡げることが大切。

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