【12.05.07】第83回尾張中部地区メーデー開く 春日井革新懇ニュース223号発行

なくせ原発、止めよう消費税増税 第83回尾張中部地区メーデー開く

尾張中部地区メーデーは、5月1日春日井市春見公園で開催されました。

今年のメーデーは、野田内閣がすすめようとしている消費税増税と社会保障切捨ての「一体改悪」やTPP参加推進、原発再稼動などに反対し、国民的共同の力でくいとめる決起の場となりました。

世界の核汚染と福島~フォトジャーナリスト 森住卓さん講演

 世界の核汚染の危険性を訴えてきたフォトジャーリスト森住卓さん講演会が4月28日、春日井法律事務所友の会主催でレディヤンかすがい視聴覚室で開かれました。

 森住卓さんは、福島の事故を経験して核汚染を自らの問題としてとらえなおす必要に迫られ4月後半の10日間ヘラルーシとウクライナでチェルノブイリ事故後の取材写真をスクリーンに映し出しながら説明をしました。
 事故を起こしたチェルノブイリ原発4号機の周辺では、今も1時間当たり8~9マイクロシーベルトあります。しかし、福島ではこれくらいの線量のところはいくらでも存在し、いまだ人々が暮らしているのです。やりきれなくなります。
 26年目のチェリノブイリの取材を終わって、「チェリノブイリは永遠に終わらない」というのが実感です。
 人類史上最悪とも言うべき「人災」を経験した日本は、住民の大きな反対を押し切って原発再稼動を進めようとしています。
 われわれはもう「安全」というウソに騙されてはいけないのです。「無責任な社会」から「責任のとれる社会」へと変革していくために、同じ過ちをくり返さないためにも、現実をしっかり直視していかなければなりません。

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