【15.01.05】革新・岡崎の会ニュースNo.130発行

雨ニモ負ケズ、直チニ原発ナクセ!

 
 衆議院選挙の最中の12月11日、冷たい雨の中17名が参加し、中電岡崎支店前で「浜岡原発 廃炉にしよう」と声をあげました。

 安倍首相は衆院選後「国民の支持を得た」と原発再稼働・推進を加速。しかし、多くの国民は原発事故の再発に不安があり、再稼働に反対しています。
 原子力規制委員会は、7月の九州電力川内原発1、2号機に次いで関西電力高浜原発3、4号機の再稼働の前提となる原発の新しい規制基準に「適合」したとする「審査書案」を承認しました。しかし、事故対策や避難計画なしでも「適合」とした規制委判断に地元から怒りの声が上がり、各地で抗議行動が起きています。そもそも、新規制基準は再稼働するための基準であって、「安全を判断するものではない」と規制委員会の委員長自身が明言しています。高浜原発は福井地裁判決で「大飯原発は地震の危険性がある」とみとめた大飯原発の近くに立地するので危険性はあきらかです。
 
 美浜原発事故から10年。忘れてはいけないのは「金より命」です。
 10年前の2004年8月9日、福井県の美浜原発3号機の配管が破れて高温の蒸気が噴き出し、現場作業員の5人が死亡、6人が負傷する惨事がおきました。破損した配管の最も薄いところでは0・4mmで基準は4・7mm以上必要でありその10分の1以下に減っていた。なぜ事故が起きたのか?「工程」定検期間を短縮すればコスト削減に直結し、運転再開が早まることで、電力会社のもうけは大きくなるのです。
 「利益を生存権より優先させてはならない」との福井判決を支持し「コストは高いぞ」「電気は足りてる」「原発動けば危険が増える」「全ての原発このまま廃炉」の運動を続けていきましょう」

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