【16.08.02】沖縄・福島 一人区で勝利!―野党共闘 現職大臣を破る!

 一人区の中でも国政の焦点である辺野古新基地問題、原発で「野党共闘」勝利を勝ち取った沖縄、福島の革新懇から思いを寄せていただきました。

もはや辺野古基地は不可能だ!~「オール沖縄」伊波氏 現職大臣(自民県連会長)を打破!~

 
 沖縄県革新懇事務局長 宮城 達

 参院選沖縄選挙区は「オール沖縄」伊波洋一候補が自公の現職大臣に10万票以上の差をつけ圧勝しました。安倍自公政権が激戦・重点区と位置づけ、大量の閣僚、小泉新次郎氏等の多くの国会議員、全国の業界、団体の動員・締め付け、県内財界・公明=創価学会の総がかり、最終では安倍首相夫人の「絶叫の訴え」を跳ね除けての勝利です。伊波氏は勝因を「8割以上の県民が辺野古新基地に反対し、選挙で民意が示されても基地を押し付ける政権への県民の怒りの結果」と断じています。まさに、14年の名護市長から、知事選、衆院選、6月の県議選(与党過半数絶対確保!)、今回の参院選挙と5回のすべての選挙で勝利し、また沖縄県の衆参6議席のすべてから自公勢力を退場させた文字通りの県民の完璧な勝利です。そのことは島尻氏が国会での質問の中で、辺野古の市民運動への弾圧・強行警備を「呼び込み」、「県民運動への毅然たる態度」等の発言・姿勢がいかに県民の凄まじい怒りを買っていたかの現れでもあります。
 自公派の首長が選対責任者を努めた沖縄、宜野湾、南条、豊見城市でも伊波氏が圧勝したこともそのことを示しています。「オール沖縄」の闘い、選挙戦が全国の「野党は共闘」の先駆的役割を発揮し、福島とともに現職大臣を落選させるという快挙を果たしたことも特筆すべきことです。
 しかし、自公暴走政権が逆に「敗北」に牙を向け、高江ヘリパッドの弾圧・強行による工事再開、翁長県政への裁判提訴と手のひらを反すような暴挙に乗り出しています。辺野古、高江での現地闘争、県民全体での大衆闘争、さらなる全国連帯での闘いの構築がますます緊急になっています。
 「沖縄県民は決して負けない、屈しない! 何故なら勝利するまで闘うから!!」
 「STAND WITH OKINAWA!」(沖縄とともに立ち上がろう!)
愛知革新懇の熱い連帯と友情に感謝します。

福島での原発問題と参院選の勝利

 
福島県革新懇事務室長 小川英雄

 東京電力福島第一原発事故から5年4カ月が過ぎたのに、安倍首相の言葉に反して汚染水はコントロールもされず、メルトダウンしたデブリの状況も全く分からない=廃炉工程も決まらず、「安心して住める福島」には程遠い状況です。県内最大紙「福島民報」の県民世論調査で、安倍内閣への支持率は2013年12月以降一貫して「不支持」が「支持」を10%近く上回ってきました。
 その中での参院選。福島では「戦争法反対」を闘った「学者の会」の方たちが中心になって「市民の会」が県と各地域に作られ、粘り強い各野党との懇談で6月5日に共闘を成立させました。 
 「市民の会」は選挙中も積極的に各地域の野党共闘演説会を開催し、その中で民進党の増子候補は、冒頭から自分が政権内にいたときの原発推進の立場が誤りだったことを率直に謝罪しました。
 ここに原発問題に触れない自民党現職閣僚との決定的な差がありました。その結果がTPP問題や格差社会の批判なども含めて、3万票近くの差をつけての勝利になったと思います。
 比例でも私たちと一緒に運動してきた岩渕友さんが当選したこともうれしいことです。
 愛知はじめ全国の皆さんの励ましに支えられて、引き続き頑張っていきたいと思っています。

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