県革新懇ニュース−文化のすすめ

【06.09.05】地元の演劇

栗木英章(劇作家)

名古屋市内には三百近い劇団、演劇サークルが存在し、土、日曜を中心に多彩な舞台が繰り広げられています。しかし、それを観る人たちは増えず低迷状態です。先日、松山市で全日本演劇フエスティバルが行われ参加し、また各地の仲間と交流しました。若手がいない、客数が少ない等の悩みは共通ですが、成功している公演のキーワードは「地元のドラマ」ということです。

仙台では地元ですごした魯迅を、川崎では治水事業に命をかけた田中兵庫を描き、上野では劇の幕間に地域の戦争体験を語る企画を根付かせています。身近な題材から日本や世界の情況に思いを馳せる取り組みが多くの共感を得ているようです。そして名古屋ですが、大正時代の笠寺・鳴海小作争議を支援した鳴尾出身の法学博士雉本朗造(きじもとときぞう)の半生が『野に立つ」として10月にアートピアホールで上演されます。皆さんにご覧いただければ幸い。

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