県革新懇ニュース−この人に聞く

【11.11.14】卒原発でこどもたちに手渡す未来を、希望あるものに−おひさまマ〜マ主宰 安保成子さん

卒原発でこどもたちに手渡す未来を、希望あるものに お母さんたちと繋がり、応援し合いながら

   原発で福島から避難してきた家族との出会いから、傍観者でいてはいけないと友人と「おひさまマ〜マ」を立ち上げ、身近な人たちから繋がっていこう、と取り組んでおられる安保成子さんにお話を伺いました。

すべてを捨てていわき市から避難してきた家族との出会い

 福島県いわき市から、名古屋市緑区に避難してきた家族が、私の子どもの通うおひさま保育園に来て、話をしてくれたことがきっかけになりました。
 「私たちは、家も仕事も、すべて捨てて、ただ子どもの健康被害が不安で永住するために来た。みんなバラバラ。何もない状態。でも、もうあそこには戻れない」とのお話にコミュニティをここまで分断されて逃げてこなければならない世の中だったんだとすごくショックを受けました。
 何かしたいと、友人・知人に呼び掛けて、救援物資を直接被災地へ届けている団体に送りました。

初めて企画した講演会に300人も

 次に何ができるのかと考えている中で、たまたま友達から地域での脱原発や経済、平和など、環境活動にとりくんでおられる田中優さんを知りました。田中優さんなら100人くらいは集まるよといわれて、気軽に講演会を企画しました。
 新聞で「原発に不安を感じるママの会」があることを知り相談したら、5月8日のデモにマスコミの人も来るし宣伝したらと教えてもらい、子どもづれで参加しました。「おひさまマ〜マ」は須田まゆ美さんと2人でやっているのですが、マスコミに取材をしてもらいました。チラシもたくさん配りましたが、ブログやツイッターで知ったという人もたくさんあって、6月8日、260人が集まってくれました。子どもをあわせると300人です。
 原発だけでなく、金融システム、環境、いろんな側面から持続可能で人に、未来にやさしい社会を作ることができるとのお話に、未来への道筋も見出せました。

「原発に頼らない地域を」

 講演会DVDを販売し、資金を作り、10月21日に田中優さんの講演会を福島の保育園で開催しました。
 福島の人に押しつけになってはいけないと思い、私たちの気持ちも手紙にして書いておくりました。
 当日は、たくさんの質問もでてよかったと聞いて大変うれしく思いました。
 7月7日には、「おひさまマ〜マ」をはじめ「原発に不安を感じるママの会」「ストップ!浜岡原発」のみなさんたちと一緒に愛知県に、原発に頼らない県づくりへと県内の保育園・幼稚園や学校、畑の放射線量のモニタリングポスト設置とデーター公開、地産地消の再生可能エネルギーの開発と推進などを求め、ネットなどで集めた7244人分の署名も提出し、記者会見もしてきました。
 送電線の分離ということも求めていかなくてはいけませんが、身近なところから、官公庁で電気を入札制度にしてもっと安い電気をと「電気をカエル計画」といっていますが、学習会を開いたり、いろんな取り組みを市、県に提案しています。
 また、「東海ママネット」のみなさんとも一緒に、汚染がれきストップと給食の安全性を県会・市会議員に要請に回ったり、内部被曝勉強会も取り組んでいます。
 まだまだ、お母さん仲間でも無関心な人も多いです。どうしたら興味をもって、身近に感じてもらえるのだろうかと脱原発ポスターをラミネート加工して貸し出したり、映画会を主催するママ仲間もいます。
 いろんな方法でいろんな人たちがやっていけば、どこかで「これは好き」と感じて関心を示してくれる人もいると思います。
 出身校の学祭で高校生が原発をテーマに展示を考えていたので、脱原発ポスターをママ仲間が貸し出しました。次の世代も学んでくれるのはうれしい。
 来年1月15日に、田中優さんの講演会を名古屋の女性会館で予定していますが、子どもとともに楽しめて学べるような内容で開催します。次にも繋げていかなければと思います。

傍観者ではいけない身近な人たちから繋がって卒原発へ

 私が動き始めたのは、いま、中立や傍観者でいたら、もう間に合わないって感じたんです。自分の子どもにも関わってくるし、他人ごとではいられない。
 一人一人が憲法や主権について考えていくことではないでしょうか。
 こんなに権利が侵されてるのに、こんなに困っている人がいるのに、いまも政府が手をこまねいている間に、福島の妊婦さんや子どもたちが被ばくし続けている現状、一番大事な命や未来を大事にしていない国は、原爆による唯一の被爆国としてもほんとうにおかしいと思います。
 今は、仲間のお母さんたちの活動と繋がり、応援し合いながら、身近な人たちから繋がってみんなで卒原発の動きを広げていきたいと思っています。
 子どもたちに手渡す未来や環境を、少しでも希望あるものにしていきたい。
 お母さんたちと「こういうことをやっていると子どもが寝てからしか時間がない、ほんとに時間が足りないね」と話しているのですが、家庭のことや子どものことがおろそかにならないようにバランスをとりながら息長くやっていきたいですね。不器用なので難しいんですけど・・・・。(笑)


おひさまマ〜マ ホームページアドレス http://ameblo.jp/kodomonomirai2011/

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