県革新懇ニュース−この人に聞く

【15.04.10】新基地建設NO! 島ぐるみの怒り大きく深く!―日本各地で安倍政権打倒の声を

  吉田 務 さん

1946年・沖縄県大宜味村生まれ。現在やんばる統一連代表。中央大学卒業。1991年千葉県で社会保険労務士事務所開設。2002年に沖縄に帰郷.

連日抗議行動

 沖縄は島ぐるみの大きな怒りが沸き立っています。
 辺野古は普天間基地の代替どころか機能が強化された最新鋭の新基地建設です。耐用年数200年です。沖縄は半永久的に基地の島になってしまいます。
 海上保安庁は海上の安全を守る本来の職務を放棄し反対運動の住民のカヌーを蹴散らしています。カヌーを後方から追突させ飛び乗るのです。女性を後ろから羽交い絞めにする、カヌーがひっくり返り乗っていた市民を海に沈めて外洋まで引っ張っていき放置をすることまでやります。救出が間に合わなければ死者が出てもおかしくない状況です。
 連日19才の青年から70才の高齢者までの人たちが海に出て抗議しています。
 陸では、工事車両を進入させようと一番後ろに米軍、その前に沖縄防衛局の職員、その前は沖縄県警機動隊、最前線に民間会社の警備員が立たされています。これは県民の分断です。
 先日の3千人集会の日の 朝に反対運動の人を基地の中に引きずり込み「侵入した」と刑事特別法違反だと逮捕しました。3月3日付沖縄タイムス社説は「辺野古は陸も海も『戒厳令』が敷かれているような状態。」と指摘しました。まさにその通りです。

大河のように「オール沖縄」が本流に!

 沖縄の米軍基地は、銃剣とブルトーザーで土地を収奪して建設されたものです。戦勝国だからといって敗戦国の私有財産を没収してはならない、略奪をしてはならないとした国際法規である「ハーグ陸戦条約」に違反しています。1972年の復帰から米軍の暴力事件は6千件と後を絶ちません。
 沖縄のいっさいの悪の根源は米軍基地です。土地を強奪して作ったのが普天間基地です。条件をつけないで沖縄県民、地主に返すべきものです。
 5年前の2010年、「辺野古の海にも陸にも新基地は造らせない」と公約した稲嶺進さんが勝利し揺るぎない民意が示され、昨年1月の名護市長選挙で安倍政権は、稲嶺名護市長の与党を少数に転落させ基地推進派を多数にと策動しましたが、これをはね返し稲嶺市長を支える与党が過半数を制しました。
 昨年11月の県知事選挙は「オール沖縄」で翁長さんを誕生させました。12月の衆議院選挙では「オール沖縄は絶対に崩れない」というたたかいに続いていきました。1区から4区の「オール沖縄」の勝利はみごとなものです。大河のように「オール沖縄」が本流になってきています。いま安倍政権はこうした民意が疑いのないような形で示されたにもかかわらず強硬手段にでていますが、くじけるどころか「必ずこのたたかいは勝ち抜いてやる」という気持ちが沖縄全体で沸き起こっています。

オール沖縄がいかに形成されたか

 戦後70年におよぶたたかいがあります。保守革新を超えた共闘の積み上げです。沖縄戦の被害を受けていない家族はいません。辛い思い、苦しい、耐え難い思い、軍政に抗してのたたかいは引き継がれています。
 そして、2010年の名護市長選挙です。政府の沖縄振興策で名護市民の暮らしはよくならない、騙されるなと火がついたのです。「基地依存の経済から脱していこう」「金に負けるな、誇りを捨てるな」と稲嶺さんに共感し名護市民の意識の変わりようは目をみはるばかりでした。そして4年間で名護市政はみごとに証明しました。再編交付金が打ち切られても名護市の財政は拡大し、発展していきました。前市政予算規模285億円がいまや400億円です。基地がなくても沖縄経済は自立的に発展できるという確信が広がっていきました。県民所得に占める基地関連収入の割合は1945年沖縄戦終了直後は50%、1972年復帰時15%、いま4%です。雇用が103倍もふえたおもろまちや市町村所得も那覇市の税収も抜群に増えています。県の試算では普天間返還によって従業207人が3万2000人雇用と155倍に、税収で520億円になります。
 さらに、2013年の「建白書」に県民の総意が結実し、「オール沖縄」の旗印になりました。

自立した経済をめざそう

 金秀グループの呉屋守将会長、沖縄の有力な経済界の代表が「われわれは金儲けだけに奔走していいのか。米軍基地はいらない。自立した経済をめざそう。金秀グループは今後いっさい、米軍関連の仕事はしません」「米軍基地撤去の仕事はさせてもらう」と宣言。どよめきが沖縄経済界におきました。
 かりゆしホテルグループの平良朝敬さんは「観光産業は平和産業だ。もはや米軍基地は沖縄経済発展の阻害要因だ。米軍基地は百害あって一利なし。」と、この大手グループが「オール沖縄」の戦列に合流し、沖縄の経済界が大きく変わりました。
 県知事選挙で「翁長知事になったら共産党支配になる」と法定ビラがまかれたときに金秀グループの呉屋さんが、「オール沖縄の人とは友達だ。共産党も社民党も新しい基地はいらないということでみんな仲間」と宣言してくれました。たちまちのうちに反共攻撃は破綻をしました。
 「オール沖縄」の旗印のもと保守も革新も大同団結する、お互いの相違点は腹八分でおさめてとにかく一致点で共同しよう。これが大事だと思います。

安倍政権を追い詰めていこう

 いっせい地方選挙で安倍政権を追い詰めましょう。
 全国の一点共闘、TPP反対、各兵器廃絶、原発再稼働許さない、消費税増税絶対許さない、この一点共闘を一つに合流させていくことで安倍政権を包囲して追い詰めていくことができると確信しています。この時、辺野古新基地建設を断念せざるを得ないでしょう。

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