【19.06.10】福島章子(愛知県平和委員会理事)

あなたの個人情報⇒了解なしに自衛隊へ」~いいんですか?

 愛知県平和委員会は高校生・大学生向けのミニチラシ「あなたの個人情報⇒自衛官募集へ―了解なしに自衛隊に“もらされ”てもいいですか?」を発行して、高校・大学前や高校生たちが通学でよく通る駅頭で手渡す活動をします。
 この18歳・22歳の卒業期を狙う “若者キャッチ作戦”、安倍首相が今国会始まったばかりの1月、突如「6割の自治体が自衛官募集に協力しない。もっと強制力を持たせる必要がある」と9条改憲の口実としてぶち上げて大騒ぎになりました。 各地で親世代が「個人情報を自衛官募集のために渡すな!」と批判の声をあげ、戦争体験者は「徴兵制の復活に利用されるのではないか」と危惧して反対しています。
 今、自衛官のなり手はどんどん減って充足率は7割だそうです。
 そもそも2015年に国民的大反対運動を押し切って戦争法が強行され、「専守防衛」の自衛隊から、海外で米軍との共同作戦に組み込まれていつ戦闘で死ぬか分からない自衛隊へ―と役割は大きく変わったのです。
 死のリスク+少子化と相まって、自衛官の応募は3割も減っている。これが続けば徴兵制の検討も否定できません。
 この時期に、高校生や大学生の皆さんに「あなたの個人情報が、自治体から自衛隊へ流されてもいいですか?」「『私の情報もらさないで』って声、伝えませんか?」とミニチラシは呼びかけています。平和委員会のこのミニチラシ、ぜひご活用ください。

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