【21.06.10】小池まり子――新日本婦人の会愛知県本部会長

女性たちの「困った」、「つぶやき」をみんなの力で要求実現へ

 
 新婦人は1962年、各界の第一線で活躍されていた平塚らいてう、いわさきちひろなど32人の呼びかけで誕生しました。来年創立60周年を迎えます。
 県本部は昨年「半世紀をこえて あゆみつづける女性群像」(50年史)を発行しました。その時々の女性たちは「産休明けから保育園に入れて!」、「乳幼児医療費無料化に!」、「核兵器廃絶を!」と願いを声に上げてきました。歴史に学ぶことが行動の力になっています。
 今コロナ禍、菅政権の下で「PCR検査、いつでも どこでも 何度でも」、「オリンピック中止して!」などの困った・つぶやきを行動し要求実現へつなげています。女性たちは性差別やジェンダー平等施策の不備で苦境に追い込まれ、怒りの声は大きくなっています。
 全国の新婦人の「生理の困った」の声と運動で生理用品の学校トイレ配備が前進しています。私たちも当事者とともに自治体への要請を強めていきます。学生や児童・生徒が安心してすごせる学校現場を願っています。
 選択的夫婦別姓制度に反対する菅政権の態度に対して、もう政権を変えるしかないと声をあげていきましょう。
 今年1月22日、国連で「核兵器禁止条約」が発効、中満泉国連事務局次長・軍縮担当上級代表は、「中心的に活動したのが女性」と述べています。そして被爆国である日本が一日も早くこの条約に批准し署名することを求める運動を、まわりの女性たちと共にひろげていきます。
 これからも憲法を守りくらしと平和、ジェンダー平等の社会を、次世代へとつなげます。

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