【07.03.12】コラム平民の暮らし

太田義郎・愛商連会長、革新・愛知の会代表世話人

庶民の生活が苦しくなってきた。何かにつけて息苦しさを感じる人がふえている。人がモノの様に扱われている。人々はコメを食べ、味噌汁を飲み、干物を食し、漬け物をこよなく愛し、この列島に住み着いた。海の幸、野山の幸、そして豆腐やしょう油、味噌、納豆などの発酵食を活力の源としてきた。昔も今も、庶民のくらしは続いている。帝国憲法、教育勅語、戦争の50年があった。日本憲法、教育基本法と平和な60年の時代が続いた。昨今の日本は、年金、医療、福祉の後退。生存すら危ぶまれる様になった。子羊は、この地にへばりついて黙々生きていくしかない。息苦しさ、不満の一滴の水は、一パイになっている。もう一滴、さらにもう一滴。列島のすみずみは、あふれようとしている。一滴が大河へ。

このページをシェア