【08.10.10】津島市民病院を守る運動をー市長、病院長らがパネラーに

「市民病院を考える」シンポに市長、病院長、医師会長らがパネラーに

 
海部津島革新懇
事務室長 山口欽秀

 海部津島革新懇は、1980年9月に結成されました。全国革新懇ができ、その後、西尾張革新懇が結成され、そこから分かれて海部津島地域に結成されました。結成当時から代表世話人に成瀬昇さんが参加され、全国情勢や時々の課題への指導援助があって、地道に活動を地域に広げてきました。

 現在では、海部津島革新懇から佐織未来をひらく会、蟹江革新懇、甚目寺革新懇が分かれて結成されました。より地域要求に根ざした活動を繰り広げていこうと地域の中で革新懇が生まれていきました。そして、今後、弥富市にも革新懇をと取り組みが進んでいます。

 現在、海部津島革新懇が取り組んでいる課題は、津島市民病院の問題です。全国的に地域医療が崩壊して、公立病院の経営の危機が叫ばれています。津島市民病院は累積赤字を62億円をかかえ、医師不足から一部の診療科が閉鎖に追い込まれています。一方で海南病院へ患者が集中して弊害が出てきています。

 そんな中で、10月13日(月・祝)に「市民病院問題を考える」医療シンポジウムを開催します。このシンポの呼びかけに、津島市長をはじめ、津島市民病院長、津島市医師会長も賛同してパネラーになっていただきました。そして、せこゆきこ元衆議院議員を迎えて行います。これだけのパネラーの顔ぶれでシンポジウムを開催できるのは、行政も、医療現場も地域医療の確立を切実な課題として重視していることの表れだと思います。

医療シンポの宣伝と市民要求・市民病院への要求アンケートを全戸配布して取り組んでいます。要求アンケートは、今までにない数が郵送で送り返されてきています。その中身も市民の声がびっしり書いてあり、切実な内容ばかりです。
市民病院問題を取り上げることで、国の医療政策の問題を市民の中で明らかにして、地域医療を守り、市民要求実現へ幅広い活動を広げていきたいと考えています。

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