【12.09.30】映画「カンタ!ティモール」上映会開催しました!!青年ネット

 
 9月30日、青年ネットは「カンタ!ティモール」の映画上映会と、映画を撮影し音楽を監修した小向サダムさんを招いたトーク&ライブを開催しました。
 当日は台風が近づく中、33人が参加し、参加者の半数以上は青年ネット企画に初めて参加する人でした。

 先に、映画の上映会をおこないました。「カンタ!ティモール」は長年の軍事占領から独立した東ティモールの人々の生活と音楽をおった約2時間のドキュメンタリー映画。参加者のほとんどは東ティモールのことを知らなかったと思います。 それだけにこの国で起きていた過酷な現実にショックをうけ、同時に歌の力や人々の笑顔に勇気づけられたのではないでしょうか。
 トーク&ライブでは、撮影での東ティモールの人々との交流や音楽のことなど語っていただきました。
 特に、東ティモールには「敵」という言葉はなく、一番近い言葉は「いまは違う方向を見ている友達」という話には参加者一同深い感銘をうけました。映画の中で流れる歌や小向さんが映画のために作った歌も披露。最後は参加者全員で輪になってテべ(東ティモールの踊り)を踊りました。

 参加者からは「本当にいい映画だった」「私も上映会をしたい」「歌がどれもいい。耳から離れない」「最後の踊りで一つになれた感じがした」「帰ってからも家族で映画の話をした」など感想がたくさん聞け、次につながる企画になりました。

 

◎「カンタ!ティモール」あらすじ◎

 舞台は赤道に近い南国、東ティモール。ポルトガルの植民地支配を受けながらも、伝統が息づく美しい島だ。ここに巨大な油田が見つかった。アメリカ、日本、オーストラリアなどをバックにつけたインドネシア軍が武力で攻め込み、油田を含む併合をねらう。当時約70万人が暮らしていた小さな東ティモールと、巨大なインドネシア軍。当初、東ティモール陥落は一日で足りると言われていた。しかし24年間の軍事展開の末、ついに軍は撤退する。その影には敵方兵士とも対話し、無傷で帰すという驚くべき戦略があった。
 戦いを遠ざける古来の知恵、助け合う社会システム、笑顔溢れる人々の在り方を音楽と共に伝えるドキュメンタリー映画

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