いっそう 学習を深め、国民に急いで真実を伝えよう
去る3月25日午後岡崎市体育館会議室において、平和憲法を守る岡崎市民の会と革新・岡崎の会の共催で、「憲法改悪を許さない!岡崎の集会」を開きました。
安倍首相が、改憲のために何が何でも今国会で手続き法の制定を強行すると念頭から大号令をかけました。自民・公明の与党が単独審議辞さずと横暴な動きに出始めています。このたいへん危険な情勢が、まだ国民に認識されていないと考え、いそいで市民に知らせなければならない、そのためにはまずわれわれの学習からと取り組んだものです。
「憲法改悪のための手続き法国民投票法にはどんな問題があるのか」を集会のテーマとして、行いました。
はじめに、地元の加藤高規弁護士から、「憲法改悪手続き法案」国民投票法案)について」との解説を受けました。・不公正なマスコミ利用、・改正提案の一括性、個別賛否(発議方式)、・最低投票率、有効投票の問題、・国会発議から国民投票までの期間、国民の間での論議、教員・公務員に対する運動の禁止、などおよそ10項目に亘っての指摘を受け、併せて民主党案もほとんど変わらないことも解りました。
権力者たちが、主権在民・人権意識に賭け、国民を支配の対象としてだけしか考えられない輩であると再認識しました。
次いで、ビデオ「焼け跡から生まれた憲法草案」を鑑賞しました。軍国主義の下で自由を奪われていた7人の言論人が、62年前の敗戦直後に新生日本のあるべき姿を願いをこめてまとめた新憲法草案がいかに新憲法に生かされたのか、まず新憲法草案を考える根底に幕末から明治にかけての自由金権運動があったこと、そして第25条(最低生活保障)第26条(義務教育)が国会審議のなかで挿入・改正されたとの話は初めて聴いて感銘を受けたことでした。GHQからの押し付け憲法論を言う安倍首相たちは平和憲法がいかに気にくわないか、歴史を全く無視するものであることを自ら明らかにするものだとよく分かりました。
「法案の中身がほとんど知られていない現実を直視して、私たちいっそう学習を深めおおくの人々に真実を伝え、国会で廃案に追い込むよう努力します。」との集会決議を30人の参加者で確認しました。来る4月1日(日)午後、「消費税をなくす岡崎の会」が行う街頭宣伝に協力し、そのあと、引き続いて「憲法改悪手続き法(国民投票法)を許さない!」平和パレードを行うことを確認して意気高く終わりました。
岡崎では、2月の「9の日」行動から「問題だらけの改憲手続き法案は廃案にせよ」と呼びかけています。
去る3月22日夕方、愛労連岡崎・額田地域センターの街宣活動に協力してビラ配りをしました。(革新・岡崎の会 代表世話人 川島 健)