憲法署名の地域ローラー作戦で全国の先進を切る大阪・西淀川の嵯峨事務局長さんの話を聞き、実践に学びました。
憲法署名「地域ローラー作戦をいかにすすめるか」
愛知共同センターは4月26日(木)夜、労働会館本館会議室で「大阪・西淀川区共同センター」事務局長の嵯峨操氏を講師に招き、全国の先陣を切る実践に学びました。
○“9条の会は顔、共同センターは実戦部隊”と整理し発足
西淀川では既に700~800名規模の「9条の会」があり、一般紙に折込み広告を掲載するなど多彩に活動。せっかく署名をとっても集約する所がないことから、「共同センターを作ろう」と機運が高まりました。「同じ顔ぶれで2重に金がかかる」などの意見についても、“9条の会は顔、共同センターは実戦部隊”と整理、06年4月に「大阪・西淀川区共同センター」が発足しました。
○ 「3つの好循環」 署名用紙・呼びかけ文の事前配布のとりくみで
活動内容は、「(1)駅頭宣伝を9のつく日に行う、(2)第4土曜日14:00~16:00に地域ローラー作戦を行う、(3)毎月1日と15日に各団体の署名数を聞く」を柱にしました。
駅頭宣伝は、情勢の変化を敏感に反映。最初は、憲法と言っても「ふ~ん」という雰囲気でしたが、夏過ぎ位から変化、安倍首相の登場で反応が顕著になりました。
地域ローラー作戦は、2日前の木曜日に決めた地域の近所の団体に、「署名用紙の呼びかけ文」の配布を依頼。「(1)事前に配布したからには雨でも回らねばならず気合いが入る、(2)回れば元気が出る、(3)対話で心が通い合う」の好循環を生みました。
○ 「3つの必ず」を実践 労組への地域の信頼も高まる
共同センターには、「3つの必ず」があります。「(1)必ず点検(1日・15日の署名集約と地域ローラー作戦の参加確認)。(2)必ずニュースを出す(対話の内容や署名数を掲載)。(3)必ず記録を取る(憲法闘争は歴史に残るたたかい。歴史に残すには参加者や団体数などを記録化)。
講師から、地域労連の事務局次長も兼任しているので「西淀川労連」への地域の信頼も高まったエピソードも紹介され講演が終了。学習会参加者からは、「地域ローラー作戦への確信が持てた」などの声が聞かれました。
(07年5月8日発行 NO.46 憲法改悪反対愛知共同センターニュースより)