老人会や町内会などへも 「中止」「撤回」するよう運動を
来年から始まるという後期高齢者医療制度について、どんなひどい内容なのか知りたいとの声があり、年金者組合江南支部の人たちと合同で学習会をすることになりました。
講師は社会保障推進協議会事務局長の加藤さんにお願いし、10月27日に開催しました。あいにくの雨でしたが、27名の参加を得て有意義な学習会になりました。
講師のお話から、いま政府がやろうとしていることは憲法を変えて戦争をできる国にするだけでなく、すべての人が健康で文化的な生活を送ることも奪おうとしていることがよくわかりました。
1963年成立した老人福祉法の第2条には「老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ、豊富な知識と経験を有するものとして敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障される者とする。」とありました。
それがどんどん改悪されて、来年4月からは75歳以上の老人は従来の保健から抜き出されて、新たに作った後期高齢者医療制度に押し込めて、負担を増やす一方で、受けられる医療の中身は74歳以下の人たちより制限されるというものだそうす。これでは「病気になったら早く死ね。」といっているようなものです。参加者からざわめきが起きました。
こんなひどい制度は世界中どこを見てもないそうです。あまりにひどい制度なので、最近与党は「凍結」するなどといっていますが、これは先延ばしするだけでなんにも解決しません。私たちはこれを「中止」「撤回」するよう運動を広げていきたいと決意が固まりました。
署名に取り組もう。まわりに知ってもらうよう町内会、老人会などにも声をかけよう。議会にも、国へ意見を上げてもらうよう働きかけよう。など今後の取り組みを確認して終わりました。(後藤 博)