全国革新懇交流集会に参加して
いま 革新懇の 出番
地域・職場・青年革新懇全国交流会に参加して
石井 重成
金沢市内で、11月17日・18日に開催された全国交流会に、「革新・愛知の会」の一員として参加しました。
会場の金沢市文化ホールは、全国から過去最多の1152名の参加者でいっぱいでした。
代表世話人の挨拶の後、日本共産党志位委員長が「新しい政治プロセスと革新懇運動」のテーマで講演しました。
7月におこなわれた参議院選挙の結果「国民が自公政治に代わる新しい政治の方向と、中身を探求する新しい政治プロセスがはじまった」と指摘。「国民の利益にたった政治をまじめに探求しようとすれば、全国革新懇の掲げる『三つの共同目標』に接近せざるをえない、情勢の劇的な展開が進んでいる」と三つの角度から、革新懇運動の役割と値打ちについて語りました。
第1は、過去の侵略戦争を正当化する流れが大打撃をうけたこと。
第2は自民・民主の「大連立」の動きが何を示したか。
第3はどんな国民要求でも、それを本格的に実現しようとすれば「三つの共同目標』に接近・合流せざるをえないと述べました。
この中で民主主義にかかわる、小選挙区制と政党助成金制度がこのままでよいのかと問題提起をし、「立場の違いを超えて、抜本的見直しに向けた国民的議論を」と呼びかけました。
最後に志位氏は「革新懇運動こそ『新しい政治』を担う統一戦線」だと述べ、さらなる発展への期待とこの運動の提唱者としての決意を表明しました。
2日目は職場革新懇分散会に参加しました。150名を越える参加者があり、21名が発言するのがやっとでした。
私鉄・西武は、安全を脅かしているリストラの実態を訴え「要求実現のために民主的な政治を職場から作っていく」と報告しました。
石川県ハイタク革新懇は「タクシーの窓から日本の政治のゆがみを見て、規制緩和万能論のおろかな政治を変えていく」と発言。
期間従業員との対話を工夫して広げているのはトヨタ革新懇、その他大阪損保、国交、銀行、金属、医療、地域横断型職場革新懇の発言がありました。
驚いたことに職場革新懇のない県があることでした。全国の革新懇が764になったとのことですから、まだまだこれからでしょうか。
すすんでいるところの特徴として
(1)世話人会の定例化
(2)ニュースの定期発行
(3)学び、楽しく、行動していることのようです。
私たちの会も来年で10年目になります。多くの労働者に働きかけて、まじめで楽しく活動を広げて統一戦線の一翼を担えるよう頑張りたいものです。
革新・愛知の会のメンバーは総勢45名、名古屋観光日急の大型バスで北陸道を金沢へとむかいました。車中では自己紹介があり、青年が8名参加していました。
全体で青年が100名を超えていましたが、愛知もおおいに貢献しました。
皆さん話し好き、自慢話や苦労話でカラオケなどやる暇はありませんでした。夕食は香林坊の居酒屋「おっちゃん」で交流会、小林武教授も参加され、北陸の酒と魚で盛り上がりました。
宿泊先は、金沢駅前の金沢マンテンホテル、全室シングルで他人のいびきに悩まされることなく熟睡できました。参加費の一部を会から負担いただきました、ありがとうございました。
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