トヨタ自動車革新懇 大場 博
「トヨタに勝った!」
画期的勝利判決!!
―トヨタ内野過労死裁判――
「あと少し
がんばれば」
「あと少しがんばれば」は、「内野さんの労災認定を支援する会」の会報名です。健一さんが亡くなる前につぶやいた言葉です。
超過密・長時間の労働の中で「自主活動」という名で、さらに「仕事」を背負わされていました。「もうすぐ、定年退職の班長の代わりに若手の班長が来る」と。しかし、配属されたのは、派遣社員、軽減どころか更に仕事が増えてしましました。
「あと少しがんばれば」若い人が入ってきて手伝ってくれるはずといっていました。仕事が一人ではどうしても対応しきれず、「助けてください」と上司に連絡をするが・・・・・・・。
あれから5年10ヶ月「あと少しがんばれば」ではなかったが、やっと勝利判決。そして国は、控訴を断念。
「お父さん勝ったよ!」目を潤ませる博子さん。本当によかった、相手は国、その後ろに世界一のトヨタ。そのトヨタに勝ったんだ。
画期的な勝利判決
第1に、会社にいた時間は業務時間である。(106時間)
第2にトヨタの業務の過酷さと内野さんの業務のストレスの高さ。
第3に「自主活動」は業務である。
とりわけ、「自主活動」と呼ばれるQC、創意工夫、安全、交通安全「ふれあい」、EX会(班長会)、マラソンetc・・・・それらを「事業主の事業活動に直接役立つ性格のもの」「運営上の利点がある」「事業主が育成・支援するものと推認」し業務である、としたことはトヨタで働く者だけではなく、多くの仲間たちを励ますものとなりました。
全国のみなさんの支援のおかげの勝利です。ありがとうございました。