イラク派兵差止訴訟弁護団の加藤悠史弁護士を迎えて
革新名古屋北の会は、5月15日、北平和委員会と共催で「イラク自衛隊派兵違憲判決の意義と今後の課題」の学習会を開きました。
講師は、イラク派兵差止訴訟弁護団の加藤悠史弁護士(名古屋北法律事務所)。
加藤弁護士は、2004年提訴から足かけ4年かけて下された判決であるとして、高等裁判所で初めて実質的審理にはいったこと、イラクの現状を告発したDVDの法廷での上映、3000人をこえる原告、100人を超える弁護団の力、全国での大きな力の勝利であったことが述べられました。
この判決の画期的意義は、ていねいな事実認定を行い、憲法9条違反を明確に言い切ったことであり、高騰判決、確定判決で初めてのこと。
また、仮にイラク特措方を合憲と考え、政府と同じ憲法解釈煮立ったとしても違憲であると述べたこと。
今後、この判決を力に改悪を許さない運動と世論をいかにつくるのかが課題であると述べました。
この学習会で「DVD「イラク 戦場からの告発も上映されました。
参加者からは、劣化ウラン弾で殺された子どもや、地雷で足が切断された人々の苦しみに、涙した参加者も。
違憲判決の意義をこれからも大いに学び、運動に生かしていこうと確認しました。