沢田昭二さん「核兵器のない世界を今こそ!」
7月4日、いわくら革新懇学校が行なわれ、「核兵器のない世界を 今こそ!」と題して、ヒロシマの被爆者であり、物理学者の沢田昭二先生(日本原水協代表理事)を講師に招いて勉強しました。
講演に先立って「そのとき、歴史は動いた 母親たちの反核運動」をみました。1954年3月1日、アメリカのビキニ環礁での水爆実験による第五福竜丸の日学を契機に、原水爆禁止運津が国民的に発展する状況を描いたものでした。
講演された沢田先生は、まず最初に、広島、長崎への原爆投下が人類の発展方向を逆転させたことを歴史的に解明されました。
さらに、1950年のストックホルム・アピール(5億の署名が原爆使用を阻止)、1955年のラッセル・アインシュタイン宣言(核兵器と戦争の廃絶)、1990年代のヒロシマ・ナガサキからのアピール署名など、世界世論が歴史を動かしていると強調。
2010年のNPT再検討会議で核廃絶野約束を再確認させることの重要性、政府の原爆症認定基準の問題点を訴えられました。
「早く逃げなさい」「ごめんなさい。おかあさん」と、迫ってくる炎の中で母と交わした最後の言葉が、今も耳に残っていると話される沢田先生野講演に、核兵器廃絶の思いを胸に刻みました。(いわくら革新懇世話人 木村光子)