10月29日午後、「新しい資本主義」か、ルールある経済社会かのテーマで大門美紀史前参議院議員が講演しました。会場いっぱい五十人超の参加者で埋まりました。[共催 愛知民間職場革新懇・共産党労働者後援会]
相次ぐ物価の高騰、米国・EUなどがゼロ金利政策から転換する中、日本だけが転換出来ないでいる。どうしたら安心できる日本にすることがすることができるかをユーモア交えながら語っていただきました。
そもそも新自由主義とは何か?「企業が儲かれば全てうまくいく」と30年近く進めた結果、成長できない日本、賃金が上がらない日本になっている。人を大事にしない為、技術者が中国や韓国に行ってしまった。結果、世界のトップを誇った半導体や、再エネ技術は競争力を失っていった。 では、人々の暮らしが良くなる政策はどうしたらよいか?四の提案[賃金引き上げで景気回復を、GDPの四分の一を占める社会保障の拡充は経済も成長する、応能負担の税制・消費税減税を、気候危機打開で新しい経済発展を]などわかりやすく話されました。
会場からは為替変動の投機筋(ヘッジファンド)の影響とその規制、製造業の海外移転で国内空洞化をどうするかなどの質問が相次ぎ、充実した講演会でした。