くらし・教育・平和を守る土台を
尾形 けい子 さん
大阪外国語大学ロシア語科卒業。夫の転勤で4カ国(アメリカ・フランス・ベルギー・ブラジル)に暮らす。緑の党グリーンジャパン結党に参加。気候危機に立ち向かう若者らを応援し、有機農業とオーガニック給食の推進の運動に参加。性犯罪をなくすフラワーデモ等にも参加。
こんな愛知県政を ワクワク
気候危機が深刻化しており、コロナの蔓延、エネルギーや食品の価格上昇が県民の生活の大きな打撃を与えています。
この危機から抜け出すには、愛知県が変わらなければならないと思います。燃料と食料を輸入に頼っている現状から変わること、脱炭素化によってエネルギーと食料を自給自足できる愛知県にしたいです。
省エネ・再エネ産業の拡大によって、経済を活性化し雇用を拡大し、賃金アップを実現。また、持続可能な農林水産業を復活することで愛知県の自然・土地と県民を守ります。社会保障の強化、格差・貧困・あらゆる差別を克服し、平和と民主主義を再生すること、安心して暮らせる・普通に八時間働いてゆったりくらせるようにすることは、私たちの未来世代に対する責任です。
このような愛知県にしたいと今からワクワクしています。
大型プロジェクトから脱却を
県知事選挙では、ストップ気候危機、安心の暮らし、ジェンダー平等で、気候変動対策をと打ち出しています。本気で気候対策を取ろうとすれば、今の社会の問題に取り組まなければならないのです。二酸化炭素をどう削減していくかという課題は社会のあり方を根本的に大きく変えていくことにつながります。
大村県政は、大企業優先の大型プロジェクトを推し進めています。常滑のスーパーシティ構想、カーボンニュートラルポート名古屋も一見環境に配慮したように見えますがエコではありません。 リニア中央新幹線建設や環境破壊の疑いのある中部新国際空港第二滑走路や、水素エネルギーステーションなど気候対策に逆行しています。
STOP気候危機
今年11月にエジプトで開催された国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)に参加した高校2年生は、若い人や未来に生まれる子たちのことを考え、また、日本社会の問題だけでなく、今現在、途上国の人たちがこの犠牲になっています。特に日本企業が開発をすすめるバングラディッシュやウガンダの人たちのために声を上げ、環境大臣や企業にも詰め寄って、世界の犠牲になっている人々に真剣に向き合っています。大人として責任をひしひしと感じます。
愛知県の行政で気候対策を積み上げ、社会の問題を一つずつ解決していくことが必要です。
いま、気候変動地獄への高速道路を走っている
日本では気候危機の現状についてあまりマスコミが発信していないこともあり、気候危機打開は「個人の努力」とか、生活にゆとりある人たちの運動などととらえられ、緊急性の低い課題ととらえる傾向がまだまだあります。
しかし、気候危機打開こそ人類に緊急に求められていることです。COP27開会式で国連のグテーレス事務総長は「時間は刻々と過ぎています。わたしたちは人生をかけた戦いのなかにいます。地球の気温は上昇し続けています。私たちの惑星は、気候の混乱を不可逆的にする転換点に急速に近づいています。私たちは、アクセルを踏んだまま、気候変動地獄への高速道路を走っています」といいましたが、いま、瀬戸際にあって、この数年の間の私たちにかかっているんだっていうことなんです。
今、世界では、気候変動によって不確かな未来への不安を募らせる若者が増えて、気候危機や環境の状況に関して悩んでいる子どもや若者が「気候不安症」に罹っています。特に若者のメンタルヘルスに重要な影響を及ぼすとされています。自分の将来が不安で、子どもはつくらない、4割の人が結婚をためらうっていうんです。
こういう大きな仕事は積み上げでもあり、愛知県での気候危機打開にかかっているといっても過言ではないと思います。
医療、介護、教育、保育などケアー労働を大切に
子どもたちや障がいをもっている人たち、お年寄りなど社会的弱者が犠牲にならないようにすることも、本当に一生懸命やらなきゃいけない。たくさんやることがあります。これは逆を言えば、たくさんの仕事ができ、雇用ができ、賃金がを上げるチャンスがあるということであります。
お金の使い方が大型プロジェクトに使うのではなくて医療や教育、くらしのところに使っていかないといけないと思います。
革新県政の会のみなさんや労働組合、団体の皆さんがこれまで取り組んでこらえている沢山の要求などを懇談して、学んで政策に反映していきたいと思っています。
思いを同じくして
選挙の枠ぐみ、どこの党とかいうことではなく、環境問題、地球温暖化、大型プロジェクトからの転換という、このことに取り組もうとする人たちと共同していきたいし、市民や、共産党、緑の党、れいわ新選組の人たちをふくめて一緒にやろうとなっていますが、この枠をもっと広げていきたいです。
原発事故で人生が変わった
私は、東北大震災と福島原発事故の後、人生が変わりました。私の残りの人生を脱原発のために使おうと決心しました。
そのために政治にかかわらなければと思いました。それまでは添加物だらけのジャンクフードを食べ、エネルギーを消費する生活をしていましたが、原発をなくすこと、環境を守ること、世の中の不公正を正すために働くことをきめました。
愛知県知事選挙、皆さんとご一緒に愛知を変えましょう。