【11.06.14】通勤・移動、寄り道しつつ、ひたすら歩く楽しさ-松本篤周さん(弁護士・名古屋法律事務所) 

高校生の頃はサッカー部で走り回っていた。しかし、大学では演劇、その後は司法試験の受験勉強、弁護士になってからは夜の打ち合わせが増え、夜食にビール。自宅から歩いて10分の地下鉄の駅まで自転車に乗り、地下鉄ではエスカレーターに乗り、事務所から裁判所へはタクシーで往復。徐々に体重が増え始め、高校生の頃に比べると約10キロ増加。昔の写真に比べると、別人のような丸顔に。がまの油ではないが、自分の写真を見て「あれこれは誰だ?」と愕然とした。これではいかんと、10年ほど前からダイエットを始めましたが、食事を減らすだけでは体重は減っても筋力が衰えると思い、可能な限り歩くことにした。
 まず、自転車をやめて駅まで必ず歩く、地下鉄のエスカレータは使わない。伏見の駅でも今池の乗り換えもすべて階段。ビルも4階までは階段で行く。さらに数年前から、少し時間に余裕があると名古屋城近くの裁判所から名古屋駅の西側にある事務所まで歩いて帰ることにした。時間にして30分余裕、歩数にして3000歩。この裁判所帰り
のウォーキングが楽しいのです。弁護士になってから裁判所からの帰りは、必ずバスか地下鉄かタクシー。どういう街並みでどういう店があるか全く知らなかったのが、円噸寺商店街のアーケードの中を歩き、四間道を探検し、下町の定食屋さん、寿司屋さん、コロッケ屋さん、和菓子屋さん、しゃれた小さなレストランなど発見が沢山。何より脳が刺激されることを発見。7月から9月は暑くて大変なので、国際センターから地下街に入り、エスカまでクーラーの中を歩きます。
 省エネのつもりで始めたのではないのですが、歩けばガソリンも電気も使いません。自分のエネルギーを使って、脂肪を燃やし、心臓を鍛え、脳も活性化する。この楽しみは手放せません。

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