【22.9.10】大島良満(革新・愛知の会代表世話人)

 戦跡ツアーを始めて今年で34回目になります。毎年、8月15日に開催しています。今年は20人ほどの方が参加していただきました。

 戦跡ツアーをなぜやるのかというと昭和16年、4年間にわたって、日本がアメリカをはじめ世界を相手に第二次世界大戦を起こしました。

 最初は「勝った!勝った!」と景気のよい話がありましたが、それも束の間で連日のように、この名古屋は空襲の対象となり戦場と化してしまいました。空襲は当は夜中が多かったのですが、名古屋は軍需産業がさかんであったのも攻撃の対象となりました。冬の寒い中、空襲だと防空壕に逃げ込み、そしてだんだん空襲の火の手が自分の住んでいる地域に迫ってきたために、母親と一緒にいろんなところに逃げ回りました。ついに16年の3月19日の空襲も名古屋が犠牲になり、ホームレスさながらの生活を味わいました。小学校の4年生の時です。
 
「悪い平和」、「よい戦争」というものはありえないことを身を通じて体験しました。
 だからこれからも自分の体験を伝えるためにも戦跡ツアーを続けていきたいと思っています。

(大島良満/革新・愛知の会代表世話人)

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