【23.03.10】荒川和美 弁護士/革新・愛知の会代表世話人

 昨年の暮れ、テレビ朝日系「徹子の部屋」に出演したタモリさんが、黒柳徹子さんから「来年(つまり2023年)はどんな年になりそう?」と聞かれ、「新しい戦前になるんじゃないですか」と答えた。
 同氏は、ジャズ好きで故大橋巨泉氏などとも共通点があり、私の最も好きなお笑いタレントである。
 昨年12月、国の安全保障に関する「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略」「防衛力整備計画」いわゆる安保三文書の閣議決定がされ、戦争ができる国造りが画策されている。まさに、新しい戦前という事態に向かっていると同氏は感じたのだろう。
 そして、今年になって新しい反共攻撃が始まった。かつて、京都民主府政の知事蜷川寅三が言った「反共は戦争前夜の声」という言葉をいま改めてかみしめるべきだと思う。
(荒川和美 弁護士/革新・愛知の会代表世話人) 

このページをシェア