愛労連議長・「革新・愛知の会」代表世話人 羽根 克明
「大手ボーナスまた最高」大手企業の冬のボーナス妥結額が、過去最高と報道された。製造業を中心に多くの大手企業が過去最高の利益を上げている。
一方でワーキングプアーの悲惨な実態が社会問題化している。若者の二人に一人が非正規労働者、年収200万円以下で不安定な雇用、これで人間らしい生活はとてもできない。大企業の大儲けは、こういう労働者の犠牲によって成り立っている。
さらに問題なのは、違法な偽装請負が名だたる大企業(トヨタ系列会社、松下電器、シャープ、キャノンなど)ではびこっている。日本経団連の御手洗会長(キヤノン会長)は、「偽装請負が違法なら、法律を変えて適法にすればよい」と言った。「盗っ人猛々しい」とは正にこのことである。
労働法制を次々と改悪し、こういう事態をつくり出した自公政権に選挙でお返しをしなければ。