「平和のために何かしたい」9割の青年が回答 ――憲法9条を生かした 平和の外交を訴えたい――
平和委員会青年・学生部では最近は入管法の学習、毎年5月3日に憲法アンケートを行っています。
(1)入管法の学習では、ウィシュマさん事件を中心に講師の方に教えていただきました。ウィシュマさん事件とは、難民申請を出したが、断られ酷い扱いをされて、ウィシュマさんが亡くなられてしまったという事件です。これは、国が難民申請を出している方たちを基本的には自国へ帰そうという方針が引き起こしたものでウィシュマさんは職員に暴力を受け、独房で最後は口も聞けないような状態で亡くなられたそうです。こういったことは、他の難民申請を出している方にも起こっています。
(2)毎年恒例の5月3日の憲法アンケートでは「9条を変えるべきではない」が約半数を占めていて、「平和のために何かできることがあればやりたい」という意見が92・6%でした。しかし、憲法9条の2項、戦力不保持については変えるべき・変えるべきではないが初めて拮抗しました。これは、ウクライナ情勢が影響していると思われます。
日本も攻められた時に、戦力を持ってなければウクライナのようになってしまうという恐怖から、自国防衛の戦力は必要であると考える人達が増えたと、このアンケートから読み解くことができます。
しかし、だからこそ私たちは憲法9条を生かした平和的な外交、平和作りをよりいっそう訴えていく必要があると考えます。ウクライナのことでも声を大にして戦争反対と訴えていく必要があります。さらに、この国の秩序のない様々な問題も同様に訴えていこうと思っています。