【14.02.07】憲法九条は父からの遺言……戦争の語り部

平和遺族会 緒川文子さん

わたくしは、戦争への暴走を続ける安倍内閣の「戦争はいやだ、憲法9条を守ろう」と、皆さんに要請があれば語っています。
 父が中国の南京で戦傷病死していますので、父の中国での様子を戦地からの絵ハガキなどと、実際に戦地に行かれた方の話を交え、又、後に残された家族の生活を話しています。
 第二次世界大戦で戦争に動員された人数は、兵士1千万人、亡くなった方は計230万人、一般の国民は、69万人といわれます。  
 何故、こんな戦争をしたのか? 
 昭和22年8月に文部省が発行した「あたらしい憲法のはなし」の「戦争の放棄」のところで「…戦争は人間を滅ぼすことです。…そこで今度の憲法では、日本の国が、けっし二度と戦争をしないように二つのことを決めました。これが憲法九条です」と述べています。 いま、安倍内閣は、憲法を変えて戦争をする国づくりに一生懸命です。集団自衛権、秘密保護法・共謀罪と国民の目も耳・口をふさごうとしています。戦前の何も言えない状態に追い込むものです。
 憲法九条は父からの遺言だと思っています。 最後にこんな素晴らしい憲法9条を変えようとする動きに対し、反対することの大切さを、実態感をもって話をすることに頑張っています。

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