【10.04.29】革新・岡崎の会 「寿バス優待乗車券等廃止するな」3月議会請願不採択 

不当にも請願不採択

三月市議会に向けて、年金者組合岡崎支部、革新・岡崎の会、日本共産党岡崎市委員会などが取り組んだ「寿バス優待乗車券等廃止の中止を求める」請願は、私たちの願いが不当にも聴きとめられず定例会において採択されませんでした。

短期間で四千二百筆
の請願署名

今度の請願運動は、一ヶ月前位からとりくんだもので、非常に短期間ではありましたが、「いつも利用しているのでやめないでほしい」、という多くの高齢者の要求があり、約四千二百筆を越える数の署名が上がってきました。いくつかの老人クラブの賛同もあり、幹部の方の肩書きも入った団体署名も含まれていました。

年金者組合や革新岡崎の会の多くの人の傍聴の中、三月十五日の福祉病院委員会には、年金者組合員や革新・岡崎の会員ら二十名余が傍聴に押しかけました。  
紹介議員になった日本共産党の鈴木まさ子議員が請願の趣旨や高齢者の声を代弁しながら、寿バス優待乗車券等の存続を熱心に訴えられました。その概要は次のようです。

 多くの人が育ててきた
 「寿バス」の福祉のこころ

 「一月三十日、中日新聞に掲載され、多くの人たちから『廃止しないで欲しい』『また年寄りが切られるのか』と多くの声が寄せられた。昭和五十三年に始まり、タクシー、地域福祉センター入浴料などの対象が拡大され、利用率は76%、33.396人利用している。年間一億円の予算。財政が厳しいとはいえ、何を残すかに市長の姿勢が問われている。福祉予算だけでなくオール岡崎の予算で考えれば、本多邸復元に本年度だけで一億二千万余、これを見直すだけでも予算は出てくる。・・・」

福祉の心持たぬ冷たい
議員が 

鈴木まさ子議員、柵木誠議員(無所属)以外は、自民党清風会、ゆうあい21、公明党の全ての会派が、請願採択に反対でした。反対の主な理由は、「社会福祉審議会、高齢者専門部会で、寿バス優待乗車券支給の施策目的である外出のきっかけづくりや社会参加につなげるという本来の目的とはかけ離れたものになっているとの答申が出ている」などというものでした。請願署名運動にとりくんだ私たちとしては、これに納得できるものではありません。
 私たちの会としては、今後どうとりくむか考えなければならないと思います。

 年金者組合岡崎支部
支部長  木俣光悟 

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