【07.12.08】甚目寺革新懇 「あの太平洋戦争で私たちは・・・・被害者?それとも加害者?」を開く

語り部・神谷則明さんー「731部隊にいた父の語った歴史の真実を」

「あの太平洋戦争で私たちは・・・
    ・被害者?それとも加害者?」

12月8日は、太平洋戦争開始から六六周年の日です。

 「甚目寺革新の会」と「甚目寺九条の会」の共催による「あの太平洋戦争はで私たちは・・被害者?それとも加害者?」と題して、語り部・神谷則明さん(名古屋国際高校社会科教師)をむかえ、おとうさんが七三一部隊にいたお話をしていただきました。

 七三一部隊の話は、あまりにも重い話で会場はシーンとしていました。しかし、この事実は受け止めなければなりません。一人の人間が戦争のため、何十年間も口をふさぎ墓場まで持って行こうとしていたに違いないと思う。しかしふっとしたキッカケが、こころを開き、「七三一部隊」の真実を息子さんに託されたと思う。

 父の遺言で慰霊の訪中をされ、七三一部隊跡地を訪れ、慰霊の花束を手向けた話は、心打つものがありました。戦争が、ここまで人間を狂わしてしまうものなのか。

 現実にイラクに派兵され帰国した米兵の自殺者が増大している記事を見ても、ベトナム戦争の帰還兵の心の傷も、戦争が人間の尊厳を破壊してしまうものであること。戦争はしてはならないという憲法九条は輝いている。

 神谷則明さんが、語り部として勇気を持ち「父の語った歴史の真実」を語られていることを私たちの運動にいかしていきます。

 講演の後、参加された、四十名が、遊歩道平成プロムナードの道に並び平和を願って、一人一人のキャンドルに火を灯しました。

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