【10.01.23】名古屋東部革新の会 「新春のつどい」に68名が参加。

たたかってこそ変えられる! 新しい流れをつくろう!

 名古屋東部革新の会は、1月23日、千種区本山にある名勤生協生活文化会館を会場に「新春のつどい」をひらき68人が参加しました。

【丹生潔代表世話人が開会あいさつ】
 主催者を代表して、丹生潔代表世話人が「革新の会の目標は、3つの共同目標にあるが、新しい政権は、私たちの願う方向へは行っていない。マスコミの力は、大きいので、マスコミを動かす運動が大切になっています」と、あいさつしました。
参加者の意見)
 政権交代はしたが、財界やマスコミ首脳陣等は変わっていない。マスメディアが取り上げざるをえない運動が必要ではないか。

【大西五郎氏が記念講演】

日本ジャーナリスト会議の大西五郎氏が「「マスコミは政治をどう伝えているか」と題して、記念講演を行いました。

「政治」より「政局」に重点を置いた昨年夏の選挙報道を振り返り、マスコミ報道のゆ
がみを批判。「ジャーナリズムは権力の監視役である」とその果たすべき役割について
ふれ、実際には、財界に取り込まれている現状を告発しました。読者・視聴者はメディ
アに対して「こういうことを取材して報道してほしい」「私たちはこういう活動をし
ているが、報道を通じて皆に政治を変えようと熱い討論

 参加者による討論は、発言を求める手が次々とあがり、それぞれの立場から「政治を変えたい」との熱い思いを交流しました。(要旨は裏面)知らせてほしい」と知る権利の行使=アクセス権を持っている。自分たちの権利であることを自覚して行使することを考え、実行しましょう。と
結びました。

、「河村市政の構造改革で、何がどう変わるのか」

代表世話人のひとりでもある黒田二郎前市会議員は、「河村市政の構造改革で、何がどう変わるのか」と、報告、発言しました。
(要旨)

(1)市民税「減税」

(2)2010年度予算案の特徴 

(3)地域委員会 

(4)議会改革について、河村市長の発言等をもとに、そのネライが福祉切捨ての構造改革にあることを報告。河村市長の暴走を許してはならないと、たたかいをよびかけました。

こもごも語られた政治革新への熱い思い

(学童保育指導員)
 市補助金が大幅削減となるが、制度変更によって増額になるところも。小泉政治と同じ手法によって市民の運動を分断するものだ。

(区役所労働者)
 河村市長の「区役所民営化」報道にはあ然とした。障害者福祉は困難事例が多い。生活保護も激増しているが、職員は日曜も出勤して懸命に働いている。この区役所を民営化させてはならない。

(Yさん)
 市役所は、戸籍など住民管理、税など住民収奪とあわせて、住民サービスの仕事をするところ。その住民サービスの仕事を決めるのは市長と議会だが、とりわけ住民の声を反映させるのは議員だ。それを半分にするのはファシズムだ。

(市立中学の教員、Iさん)
 市の教育予算が毎年削られてきた結果、教材費の公費負担を子どもの負担にしなければやっていけないところへきている。経済的な問題で進学をあきらめる三年生がいる。教員は何時間やっても超勤手当はゼロでサービス残業、精神疾患が増えている。

(Mさん)
 小沢一郎と河村市長は非常によく似ている。ともにファッショで危険だと宣伝することが大事。城の問題は、建築業者に仕事がまわり、伝統の継承という技術が残る。複線型のたたかいを。

(新婦人、Kさん)
 市長のタウンミーティングに出た。「東山動物園でビール販売をやめて」と言ったら、市長は「子どもの前で大人が酒を飲むのは普通だ。そんなことを言っていたら名古屋中から居酒屋をなくさないかん」とか、あきれた。居酒屋と動物園は目的が違うのに。

(民商、Tさん)
 これまではビルが建つと、一階は貸し店舗が多かったが、今は一階から住宅になる。トヨタの下請けも仕事がなくなった。これまでの2~3割しかない。住民税の減税による減税はチョッピリ。それより国民健康保険料と消費税が負担になっている。

(Iさん)
 ホームレス支援に取り組んでいるSさんからのメッセージを代読。市議会で初めて貧困ビジネスの問題が取り上げられた。政治を変えることが大切。雇用のルールをつくって守らせることが重要。

(年金者組合、Nさん)
 体が不自由で、特別養護老人ホームへの入所を希望していた人が、要介護から要支援となって入所できなくなった。軽費老人ホームへ入れてもらおうと思ったら「配膳が自分でできない人は入れない」といわれた。こんなことはおかしい。

(民青同盟、Tさん)
 一時は日本一元気な名古屋と言われたが、今は日本一大変な名古屋。活動に参加するにもお金がかかってそれすら大変な仲間たちもいる。一人ひとりが社会を変える力があるということをみんなに知らせていきたい。

(Hさん)
 市長のタウンミーティング、パブリックヒアリングに出て「とんでもない市長を選んだものだ」と思った。要求を市にぶつける運動をすすめなきゃと思った。

(Hさん)
 河村市政の本質は、南京事件とか改憲発言、名古屋港への米軍艦寄港の際の核積載問題の発言に表れている。今年は安保改定五〇年。安保条約をなくそうという世論を広げていきたい。

【原哲朗代表世話人が閉会あいさつ】

1、現状告発と政治革新への熱い思いを聞いて思うこと。身近な要求で政治を語ったみなさんの発言に変革の芽があることをお互いに知った。

2、沖縄、安保。大きな運動が起きるとき、起こすとき。連帯して、その流れをつくろう。

3、どういう未来をつくるか。一つ一つの事実を積み上げる運動と学習が大事だ。

(名古屋東部革新の会ニュースより)

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