【10.02.13】南区革新の会 「河村名古屋市長の市議会定数半減の計画をやめさせる講演会」開催

講師は全国革新懇代表世話人である小林武愛知大学教授

 
「河村名古屋市長の市議会定数半減の計画をやめさせる講演会」を2月13日(土)午後7時から南区「ふれあいビレッジ」で62名の参加で行われました。

 講師は全国革新懇代表世話人である小林武愛知大学教授。
 講演の要旨は、河村市長は議会を自分の抵抗勢力のごとく描き出し「議会改革」と称して市議会議員定数を半分以下にする条例案を提案しようとしている。大変危険な動きであり、決して軽視してはならない。現実的な課題だ。これが実現すれば大幅に議会の弱体化を作りだし、民意の反映を阻害し、議会制民主主義の質の低下をもたらす。

その上、小選挙区制の導入も同時に行うとし、大政党しか議会に残らない制度を導入しようとしていると告発。これは歴史で証明された議会の重要性を完全に無視するものと述べました。

また、一方、河村市長のこれを歓迎する空気が市民の一部に存在する。こうした空気を利用し市民運動化し自分の提案が聞き入れられない場合住民投票運動をおこなおうとしているがこれは「住民投票」が「独裁」を正当化するために用いられる危険性を物語っている。

 議会制民主主義の危機という認識に立って定数半減を阻止する展望をどのように切り開くか、その根本は、私たちがどのようにして市民を味方につけ獲得するか、政党支持の区別なく全ての市民に訴えつくす。

そして議会が議会の自省を前提にした全会一致の改革案を提示出来るか、そして、暮らし、福祉の要求運動が「議会を守れ」の運動へと広がった時、勝利の展望が開かれる。

いよいよ、闘いが始まります。知恵、力を出しつくし、市民に呼び掛けましょう。我々が多数派になれば勝利できます。団結して頑張りましょう。
     (中西八郎)

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