【10.06.12】革新懇 青年ネットが交流会「トーク&ディスカッション松原徹さんが語る!」   「仲間を一人にせず、団結して行動すれば何かが変わる」との話に参加者から感動の声がぞくぞく!

「青年ネット第2回トーク&ディスカッション」(青年ネット活動交流会と日本プロ野球選手会松原徹事務局長の講演)

 

「仲間を一人にせず、団結して行動すれば何かが変わる!」という松原さんの話に感動

 
昨日、40名を超える青年・労働者のみなさんが参加してくださいました。準備や片づけ、名刺広告でご協力いただきましてありがとうございました。

松原さんの講演は、2004年のストライキの話が中心ではなく、実は選手会の結成、労働組合としての仲間つくりなど、そこへ至る「過程」が大事で、そのことを中心にお話しいただきました。

まず、落合副会長(当時)に誘われて選手会事務局にきたこと。会社の抵抗にあって、労働組合結成直後にヤクルト選手会が脱退し、中畑会長(当時)が必至に説得をして再加盟したこと、などから始まり、、、

年金や最低年俸を徐々に徐々に引き上げて選手のため、とくに年俸が数百万円の低い年俸の選手のために選手会が行動してきたことなどが紹介されました。

また、古田会長(当時)になったときに野茂さんの「選手をひとりにしないでほしい」という言葉をきっかけに、困っている選手に選手会から声をかけていこと活動の方向性をかえていったことも熱心に語られました。

もちろん、2004年のストライキに至る経営側との息詰まる交渉や、近鉄の磯部会長(当時)、オリックスの三輪会長(当時)の苦悩など選手会の役員や選手一人ひとりの苦悩など当時のことを鮮明に語っていただきました。

私は、近鉄ファンということもありファンとして「当事者」の一人としてこの球団合併には非常に悲しい思いをしてきたので、松原さんのお話に涙をこらえることができませんでした。
特に、「野茂さんの『選手を一人にするな』という言葉でかわったこと」、「年俸の低い選手のために最低年俸や年金を一歩一歩向上させてきたこと」などひとりひとりを大切に弱い立場の人のために行動してきた選手会の姿勢に感動しました。

そして、労働者の方が仲間を一人にせず、団結して行動すれば経営側にも対抗できるし、新しい発展方向を示していけることがよくわかりました。

松原さんは労働組合の事務局長といっても革新的な立場を明確にされているわけではないとは思うのですが、「革新懇」「青年ネット」など聞きなれない私たちの集まりに気さくに来ていただいて、交流してくださいました。

(UK)

 

松原徹さん(労働組合プロ野球選手会・事務局長)迎え45人

 
 青年ネットは6月12日に交流会を開きました。

第一部は、青年ネット紹介ムービーの上映につづき、イブニングメーデー、全国青年大集会、NPT、熱田9条の会など各分野の青年が発言し、多彩な活動内容を交流しました。

「まるで映画を観ているよう」

 第二部は2004年9月、ストライキを実現した、労働組合プロ野球選手会・松原徹事務局長が、今でしか語れない豊富なエピソードを交えて、選手やスタッフの置かれてきた現状や、たたかいの意義について熱弁を振るいました。

予定を大幅に超過しての2時間ぶっ通しの話には「まるで映画を観ているようなドラマチックな貴重な話で元気が出た」など大好評でした。

「相談を待っているだけではなく」

 松原氏は選手会が最初に球場の安全対策に力を尽くしたエピソードを紹介し、年金引き上げ、FA制度、ファームの環境向上、高校球児との交流などに取り組んできたことを紹介しました。この中で「選手からの相談を待っているだけではなく、こちらから動こう」「将来のプロ野球のために、経営にも意見を出して行動しよう」と発展してきた経過にも触れました。

 また選手会のストライキにまつわって「たかが選手ごときが」と渡辺恒雄オーナーが04年8月に言い放ったことに、球団に逆らう選手は必要ないという「オーナー側の本音が出ていた」と述懐。ストライキの引き金となった球団合併問題を、当時の「小泉構造改革」の論理と重ねて解明しました。

 全試合が中止となった9月18、19日は中日ドラゴンズがマジック点灯をかけて巨人との3連戦が予定されていました。松原氏は落合監督が「信念もってやるんだったらとことんやれ。優勝がなくなっても来年やり直すからいい」と選手会を激励したエピソードを紹介しました。

ファン感謝デーの「選手会という13番目のチームが好きになりました」とのファンの言葉に触れ、いかに多くのファンに支えられたたたかいであったかを振り返りました。
(青年ネットスタッフ 中村吉男)

感想(1) 「労働者は一つ!の話に感動 もっと労働組合の青年に聞いて欲しかった!」

こんにちは。愛労連のRです。
みなさんから感想を寄せてもらっているように、松原さんの講演はすばらしかったです。個人的にはもっと労働組合の青年に聞いてもらいたかったですね。

松原さんは講演後の懇親会にも参加して下さいましたが、お忙しいのにどうしてウチのような小さな会への講演を受けてくれたのか質問が出た時、『いい組合とか悪い組合とか(言う人がいるが)関係なく労働者はひとつであって同じだということ、政党とかも関係なく、プロ野球の発展のために話をさせてもらっている』ことを言われました。

愛労連が04年のストライキを支援して署名や寄せ書きを集め送ったことについても『名前を聞いて覚えがあるなぁと見てみたらありました』と話してくれて『みなさんからの署名300万筆が支えになりました。実はいまその署名の扱いに(個人情報)困ってるんですけどね』とも笑顔で語ってました。

とても気さくで時折冗談を交えながら涙と笑いのまじった講演でしたが、『みなさんが目を見て集中して聞いてるのでこちらも時計を見る余裕なく話してたら大幅に時間オーバーになった』とも。

帰られて東京に到着した際に、わざわざお電話いただいた丁寧さも頭がさがりました。
また労働組合としてお話を聞く機会をぜひつくりたいと思います。

ロッテに行ってしまった元阪神の今岡のユニフォームやスト支援のミサンガが役にたつ日が来て本当によかったです☆

感想(2)松原さんに熱い話に 興奮覚めやらぬ夜に

松原さんの熱い話に興奮覚めやらぬ夜となりました。

私の昨夜の日記帳は、ファン感謝デーの「13番目のチームが好きになった」という選手会へのエールや、高校球児へのメッセージ、磯部公一選手の「裏方の生活はどうなるんだ」という言葉など、必死にノートに書きとめた珠玉の言葉とその感動で3ページが埋まりました。

同時に選手を一人の人間として扱おうとせず、選手会を疎んじる経営側への怒りも。

これだけの企画を準備していただき、何一つお手伝いできずすみませんでした。

青年ネットのスタッフのみなさんには、ただただ感謝です。
(YN)

 

感想(3)「言葉を大事にすること」

 
 2時間近くでしたが熱い話であっという間でした。

どの選手のかたも「言葉を大事にする」ということが、心に残りました。

感想(4)「選手会に必要なのは、選手を一人にしないこと」の言葉が心にのこる。

 青年も学生もひとりぼっちになってしまうこの社会で、勇気づけられた。

大事だなと。野球界でも、どんな場所でも一人にならないこと、しないことで立ち上げることが出来るのだと思った。

感想(5)これから私も思いをもって取り組んでいきたい

 
松原さんの講演から参加した。

とても貴重なお話しできてよかったと思いました。
3年前、名古屋市立の保育園の一つが初めて民営化されました。そのとき私も【公立保育士】反対運動に参加をしまさいたが、中心となっている方たちのエネルギーまでは行かず、どうしてこんなにがんばれるのだろうと思いました。

反対運動に参加した人の中身は民間保育士もいます。

【手を挙げた)委託された園の方たちも反対運動に参加して一緒にたたかってくれました。

きっとオリックスの選手と複雑な思いは一緒だったんだろうなあと思い、改めてありがたく思いました。
今も引き続きの難しさや子ども・保護者の思いを伝えてさらに民間委託されないように一緒に働きかけてくれています。
それは未来の子ども・保護者のために という思いからなんですね。

教のお話しを聞いてそれがやっと心に落ちた感じです。
これから私も思いを持って取り組んでいける、行きたいと思います。

ありがとうございました。

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