見崎徳弘さん(革新・愛知の会代表世話人)
参院選はショックだった。迷走・民主の敗北は当然だし、選挙区で勝った自民も比例は1400万票と史上最低で、「二大政党」への不信が証明されたのも歓迎だが、批判票が「みんなの党」に流れて(比例794万票!)共産も社民も後退したのはガックリ、小池さんの落選には溜め息が出た。なぜだ? どうしたらいい?――そんな思いを抱いて東京へ向かった。
全国総会では率直に言ってスカッとした回答は得られなかった。共産党の志位さんも心なしか元気がなかった。だが総会は、「二大政党」行き詰まりの中で「くらし・平和・民主主義」三目標での共同の可能性がますます広がっていることが、全国の豊かな草の根活動と併せて指摘され、「切実な住民要求に基づく日常活動」こそ展望を開くとの確信を広げた。愛知の緒川(緑平民懇)・山本(青年ネット)・村上(事務室長)発言も会場を沸かせた。小林武教授の河村批判も貴重だったし、病気療養中の成瀬さんの久々の上京も参加者を激励した。全労連大会を終えたばかりの大黒議長が「大企業中心社会からの転換」「貧困・格差解消」への全力投球を誓い、革新懇運動強化を本気で検討したいと述べたのも印象的だった。宿題も残ったが元気ももらった、行ってよかった総会だった。
小鍋昭彦さん(瑞穂区革新懇)
第30回全国革新懇総会に参加しました。会場となった東京学士会館には革新懇の運動を担う274人の参加者であふれ、熱気につつまれました。
各地域や職場からの発言は多彩にわたり、なかでも無党派の人達との共同の取り組みが各地ですすめられている報告が多くありました。自分たちの住む町をどうするかということに無党派の人にも共感を得られることができる、無党派の人を交えて町内会の規模で革新懇の組織を作ることができたなど革新懇の三目標は無党派の人にも受け入れられるものであることが実践をもって語られました。
また、この運動をすすめるには、全国革新懇ニュースが大いに役立っているとの発言がありました。全国革新懇ニュースにある毎号のインタビュー記事は新鮮で共感を得られているとの発言は、革新懇を外にむかって拡げることに大いに利用しなければとあらためて考えさせられました。会に参加して多くの地域、職場で国政革新のために頑張っている発言を聞き、私にとって勇気づけられた会であったと思います。
野々垣滋子さん(守山革新懇)
学士士会館は歴史を感じさせる素敵な洋館でした。その一室に全国から250人余りの方がぎっしり椅子を並べ、くらし・民主主義・平和への熱い思いと実践を発言され、感動しました。 参院選の結果をどう考えたらいいのか、事前に渡された運動方針を斜めに読んで、楽観的過ぎない?なんて思っていたのですが。
問題は何も解決されていないし、国民の要求は何も実現していない、その巨大なエネルギーが蓄積されていることは確かだし、模索していることも確かです。 小さな集団の中で、「なぜ、わからない!」と尊大になっている場合ではありません。発言された方は年配の方が多かったのですが、その創意工夫と元気はさすがベテランです。運動は何でもあり、消費税や憲法から地元の道路や買い物難民まで、お楽しみも何でもあり、養鶏同好会やぞう列車合唱団も、規模は全世帯を視野に入れています。
連敗を抜け出し、民主連合政府を実現させるために真剣にこの道をすすめなくてはと元気が出ました。