〈声明〉 愛知県知事選挙 名古屋市長選挙の結果について
2010年2月6日
革新県政の会
代表 榑松佐一
名古屋・革新市政の会
代表 矢崎正一
2月6日投票された愛知県知事選挙、名古屋市長選挙に革新県政の会はどい敏彦さんを、名古屋・革新市政の会は八田ひろ子さんを候補として擁立し、その当選に全力をあげてきた。どいさんは「お金がないことで十分な医療・介護が受けられないことを何とかしたい」と出馬を決意されました。八田さんは告示まで2週間足らずというなかで、市民の切実な願いを実現してほしいという「会」の要請に応え、国会議員としての知名度と経験を遺憾なく発揮していただきました。
県知事選挙はトヨタショック後の不景気が続くなか、「くらしと景気を良くしてほしい」という県民の願いに応え、中小企業を支援して若者が元気で働く場をつくろうと訴えてきました。どいさん以外の4候補が話題性ばかりで実現性にとぼしい公約を並べるなか、どいさんの「リフォーム助成」政策は「比較的少額の予算で実現性は高く、市民のくらしにも一番効果」という評価がありました。蒲郡市に続いて導入を予定する自治体もあり、今後の一斉地方選挙でも大きな争点にし、地域経済活性化と景気回復につなげる決意です。
名古屋市長選挙は、河村市長が主導する議会解散のリコール署名
とその後の市長辞職により急きょ行われることになりました。「会」は民主主義を破壊する河村市長にも「議員内閣制」を掲げる動きにも反対し、憲法と地方自治法に定める「二元代表制」を守る立場で奮闘しました。八田さんは「くらしと景気を最優先」「福祉・医療の充実」を掲げてたたかいました。なかでも選挙中に政府が発表した「子ども・子育て新システム」(案)には多くの父母と保育園関係者から、不安と「保育を金儲けにしないでほしい」という声が寄せられ、八田さんへの期待が大きく高まりました。
今回の知事選・市長選挙では両氏の当選を勝ち取ることはできませんでした。知事選では「会」の力が足らず、
どいさんの人柄と政策を十分広げきることができませんでした。市長選も出遅れを取り戻せませんでした。しかし当選した知事候補は、消費税増税反対を公約せざるを得ませんでした。また、TPP参加について、生産者はもちろん、消費者の中にも反対が強まっています。「子ども・子育て新システム」に反対するたたかいも全国で行われており、政府のスケジュールを遅らせています。
知事・市長選挙で掲げた私たちの要求を前進させるたたかいはこれからです。引き続く名古屋市議会議員選挙、一斉地方選挙でも悪政から県民・市民のくらしを守り、住民が主人公の県政・市政を求めて奮闘するものです。