1月30日、あいち消費者革新懇とあいち食・農・健の主催で、『日本の大地から農業・農村が消えたら?その時、都市の消費者はどうするの・・・!』というテーマで、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の学習・交流会を開催し、35名が参加しました。
第一部の学習会は、あいち食・農・健幹事の土井照雄さんと名古屋市守山区中志段味の野田輝己さんに講師に。土井さんからは「農水省の試算では、TPPに参加するとお米の生産量は90%減少。世界的には食糧の増産が叫ばれている中で、1、5%の農業のために他の98、5%が影響を受けるのはおかしいという論理で、農業・食糧を粗末にしてTPPに参加するとすれば、日本には未来はありません。」と分かりやすく話していただきました。
野田さんからは「中志段味の里地に今も残る自然環境や地域の歴史・文化・伝統を残すことが、未来を担う子どもたちの宝物になるのではないかと30年間、頑張って来ました。日本がTPPに参加すると、せっかく頑張ってきたことがみんなダメになってしまいます。」と、都市近郊農業を守る実践的な取り組みと熱い思いを話していただきました。
第二部の生産者と消費者の意見交流では、それぞれの立場を超え、ざっくばらんに意見を出し合いました。
(外山 幸司)