「原発いらない、自然エネルギーに転換を」学習会
春日井革新懇
8月6日午後1時半から「原発いらない」「放射能から子どもを守れ」「自然エネルギーに転換を」と学習会を開催しました。
講師は柴田隆道さん(原発問題住民運動愛知県連絡センター事務局長)です。32名が参加しました。
主な内容を紹介します。
原発は制御棒を挿入して運転を停止しても原子炉内にある放射性物質から「崩壊熱」を出し続けるのでひたすら冷やし続けなければならない。運転に必要な核燃料を数年分原子炉内に保管しています。事故が起きても核燃料は途中でとりだせない。
冷却に遅れが生じ、燃料棒が過熱、被覆管材料のジルコニウムが酸化し、水素が発生、爆発した。更に被覆管材料が壊れ、酸化ウランが露出メルトダウン、メルトスルーとなり圧力容器、格納容器の損傷が生じ、封じ込めができずに大量の放射能が環境に出ている。
原発は「使用済み核燃料」を安全に処分する方法もない。
福島原発事故の教訓から、政府が原発からの撤退を決断し「原発ゼロ」のプログラムをつくることが求められている。
「原発はなくしたいけど、電力不足は」と心配する声もあるが大丈夫。いまでも運転している原発は3分の1。
今後、日本全国で電力消費量の本格的削減は十分可能。太陽光・風力・小水力・地熱・バイオマスなど豊かな資源をもつ日本で自然エネルギー普及のしくみをつくれば、一気にひろがる。
以上の話に参加者は、学習を確信に、原発からの撤退の運動をさらに広げていこうと話し合いました。