【11.12.12】2011年最後のニュース発行、大震災・原発事故から9ヶ月 オール名鉄革新懇ニュース発行No.147

今年最後のニュースも大震災、原発事故から9か月になる今の状況に触れます。
 東日本大震災復興対策本部発表の死者、行方不明者、避難者の数が毎日のように発表されますが、
11月17日発表の数字が大きく変わっています。死者15,840人 行方不明者3,611人 避難者
32万8903人で、11月2日調査より避難者が25万7338人増加しています。理由は「仮設住宅に入居した人の把握が進みつつあり」ということになっています。なぜ今になって25万人も一気に増えたのか、原発事故を少しでも小さく見せようとする対策本部の意図を感じます。
・12/3付東電中間報告の骨子から「安全上重要な機器に地震による損傷はなく、事故の直接原因は想定以上の津波」として、福島第一原発の事故は地震によるものではなく津波対策さえすれば原発を再開させようとするものです。原発事故に対する反省がありません。
・九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)3号機で9日一次冷却水1.8トンが漏れる事故がありましたが、ただちに公表していません。
・被災自治体の復興状況が発表されましたが、福島県大熊町、広野町、田村市、宮城県東松島市などでは、復興計画完了時期は11年後の2022年3月末を予定しています。福島県双葉町、富岡町、楢葉町発表できない状況です。
・廃炉の費用、最低でも1兆1500億円、燃料の状況でさらに増加も。 廃炉まで15年程度、長ければ完了まで30年(「毎日」経済産業省)第一原発の廃炉コストは10年間で20兆円になると推計(「毎日」民間のシンクタンク)

「原発からの撤退を求める」署名は、事務局に届いているだけで93筆に達しています。引き続き「原発からの撤退を求める」署名を大いに進めようではありませんか。

放射線教育の副読本に思う

《放射線教育の副読本に思う》             

 文部科学省が小中高生ら向けに、放射線教育の新たな副読本を作製した。副読本は「原発は安全」の部分を削り、放射線に特化した内容にするという。
 東京電力福島第一原子力発電所の事故により、原発の「安全神話」がもろくも崩れ去り、国民は不安のどん底に突き落とされた。「安全」が使えないのは当然だろう。
 このニュースを知り、敗戦直後の教科書が墨で塗られたことを思い出した。戦後60年以上たった今も、従軍慰安婦など戦争に絡む問題がいくつか尾を引いたままになっている。歴史に向き合うことなく、黒塗りでごまかしてきたツケが回ってきている。
 副読本も誤りを正す意味で、内容を差し替えること自体は悪いことではない。しかし、何が誤りだったかを説明せずにやり過ごせば、児童生徒は大人への不信とともに無責任さを学ぶであろう。福島の事故を受け、何より教えるべきことは「原発は安全」がなぜウソだったかではなかろうか。

(毎日新聞2011年11月23日 ✲みんなの広場 に掲載されたMさんの記事)

第14回総会を開催します。

新年2月に次のように総会を開催します。

期 日:2012年2月19日(日)~20日(月)
ところ:あいち健康の森プラザホテル 0562-82-0235
集 合:現地13時30分  
交 通:大府駅前から大府循環線 13:00 以降30分間隔 所要時分12分
参加費:(年会費含む)泊=11,000円 日帰り・宴会費込=7,000円 日帰り=2,000円
お 話:高橋 信氏
    あいち九条の会事務局 愛知平和委員会事務局長
    憲法改悪阻止愛知県各界連絡会議代表委員
    名古屋三菱・朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会共同代表
     テーマは、次号でお知らせします。

11/20紅葉の湖東三山・西明寺コースを歩きました。

紅葉で知られる西明寺の参道は、参拝客であふれていました。それでも紅葉は見ごろ、米原からの近江鉄道は初めて乗車、コース途中では味噌汁のサービスありで、琵琶湖方向からの強い風が吹いたものの晩秋の楽しいハイキングを楽しみました。参加者は大小合わせて9名でした。

12/11落合宿―馬篭宿をハイキングしました。

 無人駅の落合川駅を降りてすぐゆるやかな登りが続くコース。冠雪した恵那山の眺望は素晴らしく、100数十メートル続く石畳の道もあり、芭蕉の句碑“送られつ、送りつ果ては、木曾の秋”や島崎藤村の父で馬篭本陣17代目当主島崎正樹の碑ありで、中山道の往時を偲ぶことができたハイキングでした。参加者は大小合わせて9名でした。

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