【13.11.10】情勢と噛み合った憲法学習講演会――西区革新懇

 
 11月10日、安倍政権が誕生したために、誰言うともなく日本国憲法が改悪されたら日常の生活のどんなところが大きく変わるのかを学びたいと、今回の学習講演会の準備が始まりました。それは憲法の存在価値(ありがたさ)に気づかないで無関心な層が少なくないというわれわれの心配な気持ちでもありました。
 近年にはないことに、準備会を重ね多くの区民にどのように広報するか、どんなチラシを創るかなど、仕事の分担をしました。講師は名古屋北法律事務所の長谷川一裕弁護士にお願いしました。演題は「平和国家か軍事国家かー秘密保全法、自衛隊の国防軍化、改憲案」です。
 あいにく当日は各団体でいろんな行事があり、参加数が心配されましたが、視聴覚室満席の三十人余りが参加されました。そして熱心に話に耳を傾け議論がはずみました。
 時あたかも「特定秘密保護法案」の強行成立の危険性が浮上しているなか、憲法擁護と秘密保護法案阻止は日本国民にとって歴史的な重大な課題であるということが話し合われました。いずれにしても、日米同盟の強化を口実にアメリカ言いなりに戦争できる日本に転換するために、人類の進歩の産物である日本国憲法を改悪することは、日本が孤立する道であり、国際社会における日本の進路を誤る結果を生むことが理解されました。また秘密保護法案は再び日本社会を暗黒時代に引き込むことになると、なんとしても廃案に追い込むよう頑張りたいと意思統一しました。

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