7月6日(日)総勢27人は「満蒙開拓平和記念館」を目指しました。バスの中でのミニ学習と参加者の自己紹介、記念館に到着。女性のスタッフから豊富なパネルを前に説明を聞き、満蒙開拓団がどんなものであったかのビデオを見ました。 生活に行き詰まった貧しい農民たちは、満州に行けば20町歩の地主になれると宣伝にのせられ、満州に渡った農民たちのその後の悲惨な生活を示す映像には涙が溢れました。日本から渡った農民の得た土地は、中国人の土地を奪ったもの、中国人の怒りを買うのは当然です。
そのうえ、戦争末期にはソ連軍の侵攻もあって、必死の思いで日本に帰り着いた人たち、戦後の生活もままならなかったようです。当時の国策から、中国人の土地を奪い日本人を住まわせる、日本の侵略戦争をあらためて知らされました。
飯田市の「エコハウス」と「メガソーラー」の見学は、原発に頼らず、自然エネルギーを利用した電力と、自然にやさしい住宅の実際を知ることができました。飯田市が大きくかかわっているも驚きです。帰りのバスの中で、ぜひエコの住宅を作りたいと発言した人もあり、見学は大きな影響を与えたようです。
たいへん、時機にあった見学会でした。
参加者からも、こうした見学会を秋にも実施してほしいとの声が出るほど感銘を与えたバス旅行となりました。(尾鍋昭彦)