連合政府論への関心高く
2015年連続憲法講座の締めくくりは愛敬浩二名古屋大学教授が行った。参加者は、111名。10数名から質問が出された。
(!)どうなる憲法(9条) 法案成立で最大の問題は社会全体が委縮して権力の意向を先取りすることだ(会場使用拒否、授業・テストへの介入)。対米関係ではいつでもどこでもどんな理由でも海外での「武力行使」が可能になる。ホルムズ湾ではなく南シナ海に自衛隊が出動することにも。
(2)どうする憲法(9条) ◎安保関連法を発動させない◎同法の廃止を求める。「虚偽・追従・恫喝」のアベ政治=自主的な服従の強制に対して「感じ悪いよね」という気分・とらえ方をひろげる。
(3)質問に答えて
◎アベ政治をつぶすことが先、連立内閣は後◎違憲訴訟は具体的な問いかけが必要。安易な訴訟は合憲を導きだすことにも◎取り組みを個人レベルでも始める。同時に連帯して闘うことが大切。
奥平康弘著『「憲法物語」を紡ぎ続けて』を紹介され、「連戦連敗」だけど闘い続けた師の無念さ、闘いを受け継ぐ決意が交差し、愛敬さんが絶句された。 (文責・村上俊雄)