【22.12.3】革新・愛知の会第43回総会を開催ーー窮地に立つ岸田内閣、大軍拡・改憲許さず  くらしと結んで地域・職場から豊かな革新懇運動を

 12月3日、革新・愛知の会は第43回総会を開催。14賛同団体、14地域、4職場・職域と個人で48人が参加(オンライン含む)しました。
 
 11月19日の「地域・職場・青年革新懇全国交流集会」での、ジャーナリスト・伊藤千尋さん、岸本さとこ選対本部長・内田聖子さん、日本共産党副委員長・田村智子さんの3人のミニ講演をユーチューブで視聴。
 
 座長に青木陽子代表世話人(作家)と中西八郎代表世話人(南区の会)を選出。冒頭、近藤知己代表世話人(民医連)のご冥福をお祈りし、黙祷をしました。
 代表世話人の田辺準也さんが開会あいさつし、「軍事費2倍化・5年後11兆円、戦争準備は許されない、軍備よりくらしに、2月知事選挙・4月統一地方選挙を力を合わせて頑張ろう」と訴えました。
 討論では、国葬反対から統一協会問題、ウクライナ戦争反対、大軍拡・改憲反対の運動、参院選挙後も引き続き取り組む市民と野党の共闘など、豊富な活動が交流されました。
 また、愛知県知事選挙に立候補する尾形けい子さんの当選のために奮闘しようと決意を固めあいました。
 

2023年度活動方針 の提案 ――西村秀一事務室長

【一年の柱】

・統一協会の徹底究明、暮らしを守る。岸田内閣打倒へ世論を広げる。
・地域から「市民と野党の共闘」の前進、広範な市民と結びつく。
・全国交流会の地方自治体の首長選挙や神戸保育革新懇などの経験を学ぶ。
・2023年2月知事選、4月統一地方選を政治革新の流れをつくる。

【大軍拡・改憲を許さず憲法守り生かす】

・あいち総がかり行動に結集し、改憲反対署名行動や地域での対話を
・安保3文書改訂の政府有識者会議の報告は、「軍事国づくり」への大転換。大軍拡、増税、社会保障削減がねらわれている。具体化許さない運動を。
・9条では平和は守れないなどの疑問に答えるために、学習会で学び、対話に生かす。
・「9の日」宣伝。愛知共同センターに結集し改憲反対署名を推進する。

【愛知県知事選・統一地方選挙に向けて】

・尾形慶子さん(無所属で立候補)を知事候補として、革新県政の会に結集、より広い市民と共同をめざし闘う。総会として推薦を決議。
・4月統一地方選挙では「3つの共同目標」実現をともに進める地方議員の拡大のため努力する。
 役員では、長年代表世話人を務めて頂いた大島良満氏(元愛労評常幹)と澤田昭二氏(名大名誉教授)を顧問に選出。2023年度活動方針案、2022年度決算報告・2023年度予算案を採択。

参加者からの発言

◆石川勇吉さん(碧南革新懇)
 碧南の禰冝田市長は集団結婚に参加した統一協会会員、革新懇も参加し市民団体で質問状。謝罪させることが重要。全県的な取り組みが必要。

◆吉村護さん(守山革新懇)
 安全保障の大転換にあって情勢に見合った活動が必要。17年から毎週火曜日に駅前で宣伝、毎月1回の会議、全国革新懇の普及に力を入れ75人の読者になっている。

◆大山晴久さん(県職・OB革新トークの会)
 県庁前の宣伝、コロナや公務労働の問題や職場の声も載せている。12月からは偶数月に行う。

◆小川輝夫さん(消費者革新懇)
 若い人たちに向けた取り組みをと、大学生への食糧支援、ジェンダー講演会、子ども食堂や夜間中学の問題などを話し合い今回初めて若い人たちだけで企画を進めて、11月の「YOUは何しに大学へ」のテーマでのクロストークは19人の参加。

◆鈴木勝さん(あつた革新懇)
 「旧統一教会問題を考える愛知4区市民の会」で4区の県会・名古屋市議20人に、アンケート、自民・公明9人は回答なし。結果をマスコミに伝え調査を行い、市民に知らせて欲しいと手紙を送ることにした。

◆大野克良さん(愛知金融革新懇)
 10月に民間職場革新懇と日本共産党後援会と合同で、大門実紀史さんを迎えて「新しい資本主義とは」の講演会を開いた。国民に役立つ銀行になるためにを考え、活動を進めていきたい。

◆小玉新吉さん(中川革新懇)
 9日と19日に、署名と街頭宣伝。国葬反対では、立民・共産・緑の党参加でリレートーク。5区の市民と野党の共闘は、選挙後は候補者も参加して教育・沖縄と地位協定・気候危機学習会を続けている。

◆黒田二郎さん(東部革新懇)
 3月に「市民と野党の共闘を学ぶ」で東京8区で石原伸晃氏を破り吉田はるみさんを当選させた杉並革新懇の小関啓子氏を招いて35人が参加。11月には「統一協会ってなに」で宗教ジャーナリストの柿田睦夫氏を講師に学習会62人が参加。

◆見崎徳弘さん(瑞穂革新懇)
 9月、統一協会問題で工藤衆議院議員の事務所に質問書を提出。回答がないので10月に内容証明、11月に再度訪問。開き直っていて絶対許せない。藤田市会議員も。3つの共同目標実現に努力する議員を増やそう。

◆加藤尚雄さん(豊田革新懇)
 3の日行動は12月で80回目、19日行動は市民アクションだが80回近くになる。ロシアのウクライナ侵略糾弾で独自ビラも作成し活動。国葬反対、気候危機問題の学習会の場で決議し行動。尾形さんの推薦を決める。市議選、共産党の議席は落とすことは出来ない。

◆植田和男さん(日本共産党愛知県委員会)
 先日、日本共産党の物価高騰の緊急提言を持って連合副事務局長さんと懇談。「物価高騰対策の第一は賃上げだ」と。やはり労働者、共同のベースはあると感じた。

◆西尾美沙子さん(愛労連)
 23年新春学習会は奨学金問題に取り組む大内裕和氏を講師に、「青年要求」を学んで行きたい。2兆3千億を超える内部留保、その一部を労働者や下請け企業に回せと迫りたい。最賃千五百円、福祉施設などのワンオペ(一人夜勤)解消やもう1人保育士など労働環境改善も。知事選・地方選頑張っていきたい。

◆福田秀俊さん(岡崎革新懇)
 9月27日国葬反対はイオン前に43人が集まった。革新懇の横断幕も活用。19日を忘れない。さよなら原発の運動も。3月11日集会の準備をしている。
 地位協定見直しの意見書採択を求める請願を共産党市議団の紹介で市議会に提出した。革新懇と共同して地元の議員訪問。

◆江上博之さん(共産党名古屋市議団)
 来年4月の地方選挙、地方の問題と共に国政も問うものにする。市民と野党の共闘しかない、名古屋市議も含む地方選挙では、共産党をはじめ野党共闘推進勢力を伸ばす立場で頑張りたい。

◆小林武さん(代表世話人・沖縄在住、オンライン参加)
 敵基地攻撃能力は、憲法違反、立憲主義を破壊するもの。沖縄では辺野古新基地新設や自衛隊の南西諸島への駐留で実施に移されている。米軍や自衛隊の新基地を許さないことが、これに反対する闘いでもある。沖縄の地でも頑張りたい。

閉会挨拶

服部守延さん(代表世話人・愛商連会長)
 
「岸田内閣の行き詰まりと危機」が、あらゆる問題で噴出。国葬の強行、統一協会と自民党の底なしの癒着、物価高騰、暮らしも平和も押しつぶす大軍拡など、内閣支持率が急落。様々な分野で闘いのうねりが起こっている。大きな歴史の岐路にあり、「政治を変えたい」願いを集め、岸田内閣打倒を勝ち取ることが、革新懇運動に求められている。この1年悔いのない運動を取り組みましょう。

このページをシェア