

原告の陳述を紹介します。
(抜粋)「気候変動に対する不安で20才にして人生の展望を見いだせなくなりました。毎日気候不安に苦しめられています。今なら間に合います。被告に対して1、5℃目標に整合性のある排出削減を義務付けて、私たちの人生を保証してください」(原告 福岡在住 大学3年生)
「世界が地球温暖化に対して危機感を持つようになった1985年から40年。私にとって人生の倍以上である長い時間です。私は少なくとも18年間において、この状況を作り出した人間の一人であるということを考えるて吐き気がします。私になぜなにもしなかったんだよと問われる時が来ると考えると絶望します。
近い将来、慣れ親しんだ北海道から寒さが消え、雪景色が変わり、植生が変わり、数多くの生き物が絶滅する時がくるかと思うと涙がでます。想像すると生きていく自信が、なくなります。しかし、すでに過去を振り返ることすら許されない状況がやってきました。2023年から2024年の地球の平均気温はすでに産業革命以前から1、5℃以上上昇。気候危機を止めるべきは間違いなく今です。気候危機によって未来がなくなることが怖い。毎日眠れない生活がこれ以後続くことが怖い。だからこそ皆さんと一緒に、今、気候危機を止めたいと思い司法の力を頼りました。」(原告 高校生18才 北海道)
傍聴希望者が150人を越え報告集会も椅子に座れず立ちながらの報告集会でした。
次回期日は、5月22日午後2時からです。