「勝利の鍵は、諦めない」の決意新たに 4月4日~4月6日 沖縄行動報告

革新・愛知の会代表世話人 田辺準也

共に闘わねば
 
 4月4日から3日間、全国革新懇・安保破棄中央実行委員会共催の沖縄行動に参加させていただきました。13名の参加でした。
 戦後80年、今なお女性に対する性犯罪が後を絶たず、怒りが高まる沖縄。世界一危険とされる普天間基地をそのままに、圧倒的多数の県民の声を無視して進められる辺野古新基地建設工事の現場に触れて、改めて沖縄の苦しみを胸に刻み、共に闘わねば、の決意を新たにしました。
 
基地巡り、土砂の採石地など

 今回は、マイクロバスで沖縄中部の基地巡りから、終戦直前に米軍の激しい攻撃にさらされた嘉数高台、そこから望む普天間基地、すぐ近くのヘリコブタ―墜落現場、民家の集中するど真ん中でした。次に嘉手納基地、広大さ目を見張るばかり、横を走る国道沿いに設けられた道の駅は基地の現状を知る絶好の施設ですが、しかしアメリカ軍の巨大さを誇示するために設けられているのではとさえ思うほどです。
 辺野古埋め立てに使う土砂の採石地、宮城島、そして自衛隊の弾薬庫設置で紛争中のホワイトビーチ、基地はもちろん軍用意、それが狭い沖縄に30箇所、そしていま辺野古で巨大基地建設、これだけでも沖縄の街は基地の中にあると言えます。実際、案内していただいた沖縄統一連の方から、最近、街中に目立つ米兵所有の住宅激増ぶりが紹介されました。基地内住宅で、思いやり予算のおかげで水光費用もほとんタダの生活をしながら更に街中にも進出する米兵、異常です。それが現実、他人ごとにしない。
 
辺野古前 600人の県民集会

 2日目、辺野古ゲート前の県民大行動に参加しました。
 開会を前に、次々と集まる人々、手作りの看板、ビラまき、カンパの訴え、歌声、みんなで作る集会、そして600人の集いに、辺野古軟弱地盤埋め立てに必要とされる7万1千本の杭を爪楊枝に模して作った看板、集会は、総意と熱気に包まれました。
 玉城県知事のメッセージ、うるま市長選候補、照屋副知事、38度の熱を堪えての赤嶺衆議院議員などなど、中でも沖縄統一連共同代表の「一番の根源は日米地位協定である。オール沖縄は仕組みではなく、心の集合体」という言葉、保革を超えた沖縄の皆さんの闘いに励まされました。
 この日午後、船で辺野古大浦湾の埋め立て作業現場を視察、建設反対の意思を共にしました。
 
名護市長選挙に向けて

 3日目、米兵犯罪をなくすために、2026年2月の名護市長選にむけて、2つの学習会、複雑な情勢の下、決してあきらめないと決意を固めあいました。

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