【16.09.10】被爆者が訴える新しい国際署名推進を―愛友会事務局長・水野秋恵

 被爆者は、核兵器廃絶を願って、核兵器を禁止する条約を結ぶことを、すべての国に求めて2016年から国際署名をスタートさせました。2020年までに、世界で数億の署名をめざします。愛友会は、愛知県での署名推進のため5月14日、7月16日の2回、団体懇談会を催しました。 幅広い方々とこの署名を取り組むための(それぞれの団体の方の)知恵と行動力のご支援を話し合いました。
 今まで様々な形の署名に取り組んでいますが、億の署名を取り組むのは初めてです。世界的規模の運動にどう発展させるのかは、中央の団体とともに考え、情報を得て運動を幅広に大きくすすめたいと願っています。
 愛友会は毎月の機関誌の中に入れて、被爆者と読者に訴え2000筆余が届けられています。
 私たち被爆者は、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)を結成して60年目を迎えました。「自らを救い、体験を通して人類の危機を救おう」と近い、世界に向けて「ふたたび被爆者をつくるな」と、訴え続けてきました。
 私たちは、生きている間になんとしても核兵器のない世界の実現を切望しています。
 核兵器の非人道性を事実で示す、被爆者の証言活動はますます重要と考えて、一層努力したいと思っています。支援者の方々の行動力と知恵をお借りしながら、連帯してやり遂げたいと願っています。
 高齢化、病弱化してきている被爆者です。ご支援くださる方々の行動力とお知恵をかりこの大きな運動をやり遂げていきたいと切望しています。

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