派遣・請負・非正規労働者の解雇が相次ぎ、暮れには、駅前西柳公園に職と住居を求め240人を超える労働者であふれた。
労働者をモノ扱いにして、雇用の調整弁にする。構造改革路線がここまで追い詰めたのか、新自由主義が行き着くところまで来た。
昨年からの派遣切りに、労働組合を結成し、たたかいを広げ世論をも動かしている。報道されるようになったのも大きな変化。
河上肇の「貧乏物語」には、1891年のイギリを例に資本の蓄積の一方で貧困が拡大したこと、貧困者のための社会保障の必要性、国営事業拡大が貧困をなくす道だとも。政府はセーフティネットを壊し、「公務を民間で」と、貧困対策とは逆行している。
国民に「何とかしたい」の声が広がっている。山形知事選挙もその表れ。名古屋市長選挙では革新の太田よしろうさんが立候補の予定だ。ここでも変化をつくり出そう。(梅野敏基 自治労連愛知県本部委員長)