厳しい寒さがやっとゆるんだ2月末、久しぶりに近くの里山へ土筆の頭でも出ていないかと でかけました。晴らしい穏やかな風の中、イヌフグリの小さな蒼い花が絨毯をしきつめたようにひっそりと咲いていました。
私は、障がい者の通所施設やグループホームを運営をしている社会福祉法人の委託医を20年近くしています。
障がいが重いほど本人負担が重くなる応益負担を導入した天下の悪法!! 障害者自立支援法が、障がい者とその家族をそして福祉施設をどんなに苦しめてきたかをつぶさに見てきました。
この悪法を違法として裁判をたたかう訴訟団と新政権が、4年後に廃止する合意を結びました。大きな前進です。しかし、課税収入のある世帯の障がい者はまだ応益負担のままです。運動こそが前向きに状況を切り開きます。
(山内 一征 医師、革新・愛知の会代表世話人)