昨年の総選挙で自民は公明と合わせて衆議院の三分の二を確保。それに満足せずに安倍首相は一月十一日に大阪・橋下維新の会代表の所へ飛んだ。自民と維新とが手を組んで改憲をめざそうと確認。このままでは七月の参議院選でやられると実感。
「上手の手から水が滴る」「好事魔多し」とか。アベノミクスの効き目に、つい「安全運転」の手がゆるんだ。骨がらみとなった歴史観から、先の戦争における侵略性を否認する発言、閣僚四人が靖国神社に参拝。日中、日韓はもとよりアメリカ、EUからも批判が続いた。
ここで、橋下維新の会代表が「従軍慰安婦は必要」、「沖縄の米兵は風俗を活用すべし」との発言が追い打ちをかけた。橋下代表の得意術で、いいのがれ、すりかえ、メディア批判をすればするほど墓穴にはまり込んだ。
9条でなく96条を変えること、原発輸出に世論調査では過半数が反対! 株の急落、物価上昇、国債の大量売り等が続けば、安倍自民党は参議院選でへっこむ可能性は十分ある。