【07.03.10】知事選を終えて

阿部  精六(元愛労連議長、労働相談センター所長)

ご支援いただいたみなさんに心からお礼申し上げます。
 32年ぶりにオール与党が分かれての選挙であり、4月の統一選挙、7月の国政選挙もからんで複雑な状況のなかでのたたかいとなりました。それだけに、みなさんには大変ご心配をお掛けしました。

 結果は、16万票と予想されたいくつかのなかでも想定を超える厳しさとなりました。しかし、与えられた条件のなかでの奮闘は、次のたたかいに希望をつなぐ貴重な教訓を残すことができたのではないでしょうか。

 オール与党候補お二人の違いと推薦する政党との関係がはっきりしなかったり、誰が共同を妨害したかなど知られないまま「民主党よりまし」論が一人歩きしたこと、また、柳沢厚労大臣の発言も加わり、白票が多く出たことなど投票日まで有権者の判断を迷わせることとなりました。
 しかし、13ポイントも投票率が上がったことは、明らかな「政治の変化を求める流れ」を示す結果ではないでしょうか。

 私は候補者として、16万人の方々が、安倍・自公政権への怒りと自公民オール与党県政転換への期待と結びついた「二大政党の対決論」の愛知版を許さないたたかいの方向を選択されたことへの重さと責任を痛感しています。

 さっそく神田・自公県政は、〇七年予算案を発表、設楽ダム建設、トヨタ自動車のテストコースに14億円の調査費計上、中部空港第二滑走路計画の陳情などを開始。
 一方民主党は、選挙での対決姿勢は何処へやら「是々非々」の対応をとるなど、いよいよ革新県政の会のかかげた政策実現にむけた取り組みの強化が求められています。
 頑張りましょう。

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